作品ごとの世界設定
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/12 00:59 UTC 版)
「機動警察パトレイバー」の記事における「作品ごとの世界設定」の解説
基本的な設定、登場人物は同じではあるものの、各作品においてストーリー展開や設定が異なるパラレルワールド的な扱いになっている。 初期OVA・劇場版1作目・小説1〜5巻が同一時間上で描かれている。 テレビ版・新OVAは同一時間上で描かれている。初期OVAとの時間軸は異なっており、微妙に異なる設定で描かれている。漫画版とも異なる世界だが、グリフォン編など一部のストーリーや設定に関しては漫画版を原作としている。 漫画版は独自の時間軸上で描かれている。一部別世界のキャラクターが若干役割を変えて登場している。 劇場版2作目は初期OVA・劇場版1作目と同じく押井守監督作品だが、公開当時のテレフォンサービスなどではテレビ版・新OVAに連なる世界であることが明言されており、特車二課棟の所在地もOVA第1期・劇場版1作目で設定されていた城南島の埋立地には存在しない。その一方で、新OVA展開中の1992年(平成4年)に発売された『機動警察パトレイバーCD BOX』収録のドラマ内では、初期OVAの内容を振り返りつつ、篠原重工にテストパイロットとして出向する野明と遊馬の様子や、テスト機として送り出される98式の姿が描かれている。また、劇場版2作目のノベライズである『TOKYO WAR』では、太田が香貫花あての遺書のみを残し、熊耳あての遺書は登場しないなど、初期OVA・劇場版1作目の世界と連なっているらしき描写も見受けられる。 劇場版3作目は漫画版における「廃棄物13号編」をベースとする。一方、実際には劇場版1作目、2作目とテレビ版の登場人物や設定などが随所に混在している。劇場版2作目およびテレビ版において平成表記をしており、劇場版3作目の昭和75年設定とは異なる。 また、2018年に開設された「機動警察パトレイバー公式サイト」内の作品解説ページにおいてもパラレル展開についての説明がなされており、以下の4つの軸に大きく分けることができるとされている。 『漫画版』の軸(他の軸と交わらない独自の時間軸) 『初期OVA』を起点とし、『劇場版1作目』、『劇場版2作目』、そして『実写版』へと繋がっていく軸 『小説版』(全5巻)の軸(『小説版』は『初期OVA』と『劇場版1作目』の設定をベースにしつつ、『テレビ版』の設定も取り込まれている) 『テレビ版』を起点とし、『新OVA』、そして『EZY』へと繋がっていく軸 なお、劇場版3作目については、上記の通り『漫画版』のエピソード「廃棄物13号」をベースとしているものの、『劇場版1作目』『劇場版2作目』『テレビ版』の設定が混在していることから、『漫画版』以外の3つの軸のうちいずれにも繋がっているとも、繋がっていないともいえる、とされている。『ミニパト』や『REBOOT』などの短編はどの軸にも属さない番外編となっている。
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