廃棄物の問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/29 06:35 UTC 版)
おむつを乳幼児・幼児に使用する場合、1日5回から10回程度と、頻繁に交換使用される。布おむつの場合汚れた部分を洗い流し、何度かリユースすることができるが、使い捨ておむつの場合、リユースやリサイクルを前提には作られておらず、吸水部分のみならず、体に固定するカバーに相当する部分も含めて捨てざるを得ない。 イギリスでは下水道に流す者もおり、しばしば下水道内で異物(ファットバーグ)を成長させて詰まらせる原因となる。 日本においては大量の廃棄物を出す原因として、ゴミ処理を行う側の自治体や環境問題に熱心な人々から問題視されることがある。廃棄方法は自治体によって違う可能性はあるが、基本的には、汚物をトイレに捨て、おむつ本体は可燃物として廃棄するよう求められている。また、紙おむつに着いた便をそのままにしてごみに出した結果、収集車がごみを詰め込む過程で破裂してし尿が飛び散るという事故が頻発したことや、乳幼児が外出時に交換した使用済み紙おむつを公園などに捨てることが多発した報告を受け、メーカー側は紙おむつのパッケージに使用済み紙おむつの処分方法のマナーを絵表示している。 2019年10月17日、ユニ・チャームが使用済み紙おむつを原料に新しい紙おむつを製造するリサイクル技術が完成したと発表。2021年春に発売を予定している
※この「廃棄物の問題」の解説は、「おむつ」の解説の一部です。
「廃棄物の問題」を含む「おむつ」の記事については、「おむつ」の概要を参照ください。
- 廃棄物の問題のページへのリンク