初校
初校での主な作業としては、文体や漢字、送りがな、かな使いなどが統一して書かれているかどうかの確認や、1行の文字数や、1ページの行数、行間、活字(フォント)などが指定通りに組まれているかどうかの確認などが挙げられる。また、図版の位置や大きさ、柱やノンブルの位置、目次と本文の見出しに相違がないかどうかなどの確認作業についても行う。
校正する箇所が見つかった場合には、ゲラ(ゲラ刷り)の該当部分に付箋を貼り、校正記号などを用いて修正の指示をする。
初校が終わると、著者校(著者の校正)へ作業が進むのが一般的であるが、校正期間が短い場合には、初校のゲラを2部用意して、校正者と著者が同時に校正を行うこともある。
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