本膳料理の形式とは? わかりやすく解説

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本膳料理の形式

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/26 18:36 UTC 版)

本膳料理」の記事における「本膳料理の形式」の解説

本膳料理は主に式三献雑煮本膳二の膳三の膳硯蓋からなり大規模な饗宴では七の膳まであったとの記録もある。雑煮は初献に記されることがあるが、式三献雑煮以下は場所を移している記録があることから、別物との説もある。本膳料理七五三の膳正式な形式としているが「七五三の意味本膳に7、二の膳に5、三の膳に3の盛られるの数を示すとする説と、江戸時代故実家伊勢貞丈の『貞丈雑記』やジョアン・ロドリゲス日本教会史』に拠る膳の数を示すとする説がある。 本膳料理少なからず儀礼的な物であり、この後に能や狂言などの演技が行われつつ、後段呼ばれるうどんや素麺といった軽食類酒肴出されて、ここで本来の意味での酒宴になったなかには三日近く行われた宴もあったようだ。 膳組としては一汁三菜一汁五菜二汁五菜、二汁七、三汁五菜三汁七菜、三汁十一などがあったとされる。もっとも基本的な形は、本膳には七七種料理)、二の膳には五菜五種料理)、三の膳には三三種料理)を配膳するものである膳組種類材料、さらに料理を盛る膳や器は客の身分役職により変化し身分の上に伴い簡略化される。

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本膳料理の形式

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 15:13 UTC 版)

一汁三菜」の記事における「本膳料理の形式」の解説

本膳料理御膳いくつか手順に従って供する儀礼的な料理形式で、平安時代にその萌芽があり、室町時代武家礼法とともに発展し江戸中期になって形式整えられた。本膳料理御膳形式には一汁三菜や一汁二などがあり、飯と汁物基本に、おかずとして煮物焼き物酢の物和え物漬物などが数点付く形式である(一汁三菜であれば3点)。本膳料理では他に、二汁五菜三汁七菜さらには三汁十五であった懐石も本料理流れをくんで、まず飯と汁に加えて向付むこうづけ)と呼ぶ膾や刺身の1品が出される次に煮物椀呼ばれる煮物吸物の1品が出され、そして焼き魚等の焼物の1品で、三である。会席料理でも懐石同じく向付煮物椀焼物の三出され、飯と汁物最後となることが多い。 ただし、本膳料理江戸時代の日本一般日常的な食の在り方形式ではなく江戸暮らしている一部武家や有力町人のみにみられたにすぎない少なくとも明治時代以降になると庶民年中行事祭礼人生儀礼などの非日常的な場で一汁三菜形式食事をとる機会生まれ、そこから日常の食生活にも一汁三菜形式もたらされ和食」のイメージつながったとする見方がある。

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