朝鮮民主主義人民共和国鉄道省とは? わかりやすく解説

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朝鮮民主主義人民共和国鉄道省

(朝鮮民主主義人民共和国の国鉄 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/06 10:52 UTC 版)

朝鮮民主主義人民共和国鉄道省

朝鮮民主主義人民共和国鉄道網図
路線範囲 朝鮮民主主義人民共和国
運行 1948–
前身 南満州鉄道(1925年まで)
朝鮮総督府鉄道(1945年まで)
軌間 標準軌(1,435 mm (4 ft 8+12 in)
狭軌(762 mm (2 ft 6 in)
広軌(1,520 mm (4 ft  11+56 in)
電化 直流3,000 V (1,435 mm (4 ft  8+12 in)
直流1,500 V (762 mm (2 ft 6 in)
全長 6,000 km以上 (1,435 mm (4 ft  8+12 in)
375 km以上 (762 mm (2 ft 6 in)
本社 平壌
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朝鮮民主主義人民共和国鉄道省(ちょうせんみんしゅしゅぎじんみんきょうわこくてつどうしょう、朝鮮語: 조선민주주의인민공화국 철도성)は、朝鮮民主主義人民共和国の鉄道を管轄する政府機関であり、平壌に本部に置く鉄道事業者

概要

歴史

2001年、ロシア連邦大統領ウラジーミル・プーチン国防委員会委員長金正日は、ロ朝国際鉄道事業に合意した。これは、ロシアと朝鮮民主主義人民共和国とが合弁企業を設立し、その企業が、鉄道と羅津港第3埠頭の49年間の使用権を朝鮮民主主義人民共和国から得るものである。2008年に、ロシア側のハサン駅から羅津港までの工事が着工し、トンネルの補強、通信設備の近代化、同区間の四線軌条が行われた。2012年10月に工事が完成、試運転が行われ[1][2]2013年9月22日完成式典が行われた[3]。これにより、ロシアの列車が、羅津港まで直通が可能となった。

2004年4月22日に平安北道龍川郡にある平義線京義線龍川駅付近にて、爆発事故(龍川駅列車爆発事故)が発生し、161名が死亡、約1,350名の(一部報道では3,000名とも言われる)負傷者を出す大惨事となった。

2007年、朝鮮半島を分断する非武装中立地帯を横断する平釜線(京義線)の開城 - 都羅山間が再開通し、南北間の鉄道輸送が再開された。2007年から2008年中期まで開城工業団地への貨物輸送に使われてきたが、その後、二国間の緊張の増大により、停滞した状態である。同時期、金剛山青年線の北朝鮮側の接続が再開し、金剛山観光地区への旅客輸送が続けられていたが、同様の理由により休眠状態である。

2016年3月より客車を新塗装に改め、白地に赤の白頭山方面色、白地に青の東海(日本海)方面色、白地に緑の西海方面色などを制定した[4]。また、荷物車食堂車など車両の機能別の塗装パターンも併せて制定し、同年4月13日より新塗装車の運転を開始した[4]

2024年には、前年末に打ち出された金正恩による南北統一方針放棄を受けて、韓国との連絡を断ち切る一連の措置が実施された。具体的には、平釜線平開線への改称と開城 - 都羅山間の廃止、平釜線及び金剛山青年線の南北連結区間北側の線路設備撤去と地雷の埋設、壁の建設が行われ[5][6]、同年10月15日には先述した2路線の南北連結区間北側を爆破して閉鎖した[7]

路線

朝鮮民主主義人民共和国の鉄道網の軌間は、その多くが国際標準軌の1,435 mmである。一部にロシアとの融通のために、ロシアの広軌と共通の1,520 mmを追加し四線とした路線がある他、いわゆる特殊狭軌の(日本では軽便鉄道等の軌間という認識が多い)762 mmの区間も300 km以上残っている[8]

主要路線

狭軌路線

北朝鮮の狭軌は、762 mmゲージであり、直流1,500 Vで電化されている。そのような路線が全国に張り巡らされているにもかかわらず、最も重要な路線は、国土の北側である。北朝鮮で最も長距離の狭軌路線は、白茂線であり、 白岩青年駅から茂山駅まで191.7 kmを結んでいる。この路線は、標準軌の白頭山青年線 と同じく標準軌の茂山線とを連絡している。

車両

動力集中方式を主体としており、動力分散方式の車両はほとんど保有していない[9]電気機関車を主力とし、ディーゼル機関車蒸気機関車も保有しているが、蒸気機関車に関しては中古ディーゼル機関車の導入により置き換えを進めている[10]。これらの機関車は輸入車と国産車が混在しており[11]、国産の機関車はそのほとんどが平壌市にある金鍾泰電気機関車連合企業所にて製造されている。

電気機関車

国産車

本節に記載の車両の製造元は特記なき限り、金鍾泰電気機関車連合企業所である(推定含む)。

  • 100番台 - ディーゼル機関車の電気機関車化改造型。セミセンターキャブ機で、軸配置はBo-Bo[12]
  • 1000番台 - 構内入換用センターキャブ機。軸配置はBo-Bo[12]
  • 2000番台 - 本線旅客列車の牽引等に使用されているが詳細不明。軸配置はCo-Co[12]
  • 赤旗5000番台初期型(赤旗1型) - 主力電気機関車。チェコスロヴァキア(当時)のシュコダ社製E499.0型の技術を導入。1961年8月に初号機が完成し、以後1962年から1963年にかけて計50両が製造。北朝鮮鉄道省が保有する290両の電気機関車のうち半数を占める(2002年時点)。軸配置はCo-Coで、外観は卵型車体。形式名は金日成による命名[13]
  • 赤旗5000番台中期型(赤旗2型) - 主力電気機関車。赤旗5000番台初期型の車体を角型に変更した改良型。軸配置はCo-Co[13][注釈 1]
  • 赤旗6000番台(赤旗6型) - 1987年登場。強力型電気機関車。2車体連結の8軸機で、軸配置はBo-Bo+Bo-Bo。機器類は赤旗5000番台に準ずる。貨物列車用[12]
  • 赤旗7000番台(赤旗7型) - 強力型電気機関車。赤旗6000番台の改良型。フランス製ディーゼル機関車CSE26-21型に外観が類似する2車体連結の8軸機で、軸配置はBo-Bo+Bo-Bo。最高速度120 km/h。1両(赤旗2.16号機[注釈 2])が3大革命展示館(平壌市)に展示[12]
  • 赤旗90000番台 - 軸配置はBo-Bo。後述するCSE26-21型に外観が類似しており、CSE26-21型の電気機関車化改造型の可能性あり。同様の外観を有する車両で赤旗4000番台を付番されているものがあり、その内の1両(4054号機)が3大革命展示館に展示[12]
  • 強行軍型 - M62形ディーゼル機関車(内燃600 - 800番台)の電気機関車化改造型[14]。詳細は個別記事参照。
  • Second Grand Chollima March - 1999年に製造され、吉州機関車隊熙川機関車隊高原機関車隊に配置される予定と報じられた[15]。これ以外の情報はなく詳細不明。
  • 先軍赤旗型 - 2011年9月28日に1両の製造が報じられた、非同期電動機搭載の交流電気機関車[16][注釈 3]
  • 6軸交流電気機関車 - 形式名不詳。2020年10月20日に製造が報じられた、インバーター制御かつ非同期電動機搭載の交流電気機関車[17][注釈 3]。「80日戦闘」に際し自国で開発したとされる[17]
電車型機関車

北朝鮮特有の車両で、機関車の車内にロングシートを設け旅客輸送に対応したもの。

  • 赤旗型 - 1990年代製造で、軸配置はBo-Bo[18][注釈 4]
762 mm軌間線用

輸入・承継車

ディーゼル機関車

国産車

本節に記載の車両の製造元は全て金鍾泰電気機関車連合企業所である(推定含む)。

  • 金星型 - 1970年代初頭製の電気式ディーゼル機関車で、M62形をモデルに開発。設計最高速度は100 km/h、軸配置はCo-Co。製造にあたってM62形の予備部品が使用された可能性が指摘。8002号機が3大革命展示館にて展示[27]
  • 赤旗型 - 1960年代製と推定される入換用小型センターキャブ機で、軸配置はBo-Bo。日本のDD13型に類似[27]
  • 新星型(4軸) - 中型セミセンターキャブ機で、軸配置はBo-Bo。主力入換機として運用されるほか[27]1999年6月には北部内陸線の通学列車運用に充当[28]

輸入車

蒸気機関車

輸入・承継車

  • FD20型 - ソヴィエト連邦製。遅くとも1975年までに中古車がソ連から中国を経て北朝鮮へ導入。電化の進展により引退。軸配置は1E1で、大重量のため幹線でのみ運用[33]
  • 100シリーズ - 中国製
  • 150シリーズ - ルーマニア製 150.1クラス 2-10-0
  • 400シリーズ - チェコスロバキア製 762 mm 0-6-0T;
  • 424クラス - ハンガリー製 424 4-8-0型[8]
  • 475クラス - チェコスロバキア製 475.1 4-8-2型[8]
  • 6000シリーズ -中国製 JF クラス 2-8-2;[8]
  • 8000シリーズ - アメリカ製 en:USATC S160 2-8-0;[8]
  • 8100シリーズ - アメリカで製造, ex-Soviet Ye-class "Russian Decapod" 2-10-0;[8]
  • Ol49クラス - ポーランド製 Ol49クラス 2-6-2[8]
  • TKt48クラス- ポーランド製 TKt48クラス 2-8-2T
762 mm軌間線用
  • 500番台 - 元朝鮮鉄道810形蒸気機関車。朝鮮鉄道が投入した汽車製造製762 mm軌間線用高性能蒸気機関車のうちの1つ。軸配置は1D。西海里線で4両が運用されていたが、路線の休止に伴い3両が廃車。2006年時点では505号機が動態保存されていたが、「近く廃車予定」とされていた[34]
  • 600番台 - 元朝鮮総督府鉄道ナキハ形蒸気機関車。朝鮮総督府鉄道局からの承継機。軸配置は1D1t。白茂線の主力機であったがディーゼル機関車への置き換えにより1995年頃引退。なお同型機1両が韓国で静態保存中[33]

電車

電車型機関車及び客車型電動車に関しては電気機関車及び客車の項で説明しているため、本節では純然たる電車のみ説明する。

客車

客車に関しては輸入車と、ソ連からの技術導入により自国で生産した国産車が混在しているが、これらの車両はいずれも全長25m級の東側諸国共通規格に基づいている[36]朝鮮総督府鉄道局南満州鉄道から引き継いだ車両に関しては、主力級でこそなくなったが2000年代初頭に入っても一部が地方線区で運用されているとされる[36]。先述した通り、2016年から新塗装への塗り替えが行われている[4]

国産車

  • 客車型電動車 - 客車にパンタグラフと電動機を搭載し、電気機関車の補助を行う車両。長大編成の旅客列車に組み込まれる[37]
  • タチム28型 - 3等寝台車[38]
762 mm軌間線用
  • 西湖線用客車 - 形式不明。2017年時点では22両。2017年にリニューアル工事を受けている[23]

輸入・承継車

  • ハ9形 - 朝鮮総督府鉄道局からの承継車。北朝鮮鉄道省での形式は不明。2000年代初頭時点で、地方線区にて使用[36]
  • ナ2000番台 - 2等座席車。2002年にスイスBLS鉄道から中古車を輸入。非冷房[36]
  • ナチム31型 - 中国製とみられる2等寝台車。160 km/h運転に対応し、平壌 - 北京間国際列車に充当[39]

近郊国との鉄道連絡

  • 中国 - 同じ軌間で直通している。
  • ロシア - 異なる軌間であるため、旅客列車は台車の交換が行われ、貨物列車は荷の積み替えが行われていたが、羅津港駅まで四線軌条化され、同駅まで直通可能となった。
  • 大韓民国 - 同じ軌間である。京義線・東海線鉄道および道路の連結事業が進められ分断されていた路線が再度つながり、列車も運行されたことがあるが、現在は列車の運行は中断され、その後線路も寸断されている[40]

脚注

注釈

  1. ^ 国分 (2007)万景台型を赤旗5000番台(中期型)に含めて報告しているが、万景台型として提示されたイラストは卵型車体である[13]
  2. ^ 「2.16」は金正日の誕生日である2月16日にちなむ。
  3. ^ a b 北朝鮮の鉄道に交流電化区間は存在しないため、交流電動機を使用していることをもって「交流電気機関車」と呼称したものとみられる。
  4. ^ 国分 (2007)は「形式番号不明」と述べているが、掲載された写真には「90002」の車番が写っている。

出典

  1. ^ 露朝鉄道が試験運転、全面開通は来年に”. 読売新聞 (2011年10月13日). 2011年10月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年11月20日閲覧。
  2. ^ ハサン・羅津間鉄道が10月13日(予定)試運転へ!”. ロシアNOW (2011年10月4日). 2011年10月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年11月20日閲覧。
  3. ^ 西村大輔「ロ朝鉄道 思惑乗せ走る」『朝日新聞』2013年9月23日、朝刊、3面。2013年9月24日閲覧。
  4. ^ a b c 로선별, 용도별로 새롭게 도장된 객차들이 달린다]” (朝鮮語). 한국교통연구원 (2017年6月8日). 2025年7月6日閲覧。
  5. ^ 北朝鮮:北朝鮮「反統一」加速か 境界線に壁、地雷 韓国軍写真公開”. 毎日新聞. 2024年9月3日閲覧。
  6. ^ 北朝鮮、韓国とつながる道路・鉄道を「恒久的に遮断」”. AFP BBニュース (2024年10月9日). 2024年10月10日閲覧。
  7. ^ 北朝鮮の南北連結道路爆破 韓国が投じた1.3億ドル無駄に”. 聯合ニュース (2024年10月15日). 2024年10月18日閲覧。
  8. ^ a b c d e f g h i j k 国分 2007, p. [要ページ番号].
  9. ^ 国分 2007, p. 95.
  10. ^ 国分 2007, pp. 96–106.
  11. ^ A Glimpse of North Korea's Railways” (英語). The International Steam Pages. 2025年7月1日閲覧。
  12. ^ a b c d e f g 国分 2007, pp. 98–100.
  13. ^ a b c 国分 2007, pp. 96–97.
  14. ^ a b 国分 2007, p. 99.
  15. ^ New electric locomotives produced” (英語). Korean Central News Agency (1999年11月8日). 2025年7月1日閲覧。
  16. ^ DPRK Witnesses Many Innovative Achievements in Year” (英語). Korean Central News Agency (2011年9月28日). 2025年6月30日閲覧。
  17. ^ a b 우리 식의 6축교류전기기관차 개발” (朝鮮語). 조선중앙통신 (2020年10月20日). 2025年6月30日閲覧。
  18. ^ 国分 2007, pp. 95–96.
  19. ^ Foreign Languages Publishing House (1985), “Producers of Locomotives At the Kim Jong Tae Electric Locomotive Factory” (英語), Korea Today 344: pp. 15-16 
  20. ^ a b 고령화된 북한 철도, 남한에겐 '블루오션'” (朝鮮語). 오마이뉴스 (2013年11月8日). 2025年7月1日閲覧。
  21. ^ Train brings children to school in remote mountainous region. AP Archive. 5 August 2009. YouTubeより2025年7月1日閲覧.
  22. ^ 북, 서함흥-서호 협궤전철로 기관차 운행” (朝鮮語). 통일뉴스 (2001年1月17日). 2025年6月20日閲覧。
  23. ^ a b 서함흥-동흥남사이 좁은철길개건현대화공사 성과적으로 결속” (朝鮮語). 아리랑협회 (2017年12月10日). 2021年9月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年6月20日閲覧。
  24. ^ 国分 2007, p. 70.
  25. ^ 鮮交会『朝鮮交通回顧録』 工作・電気編、鮮交会、1971年、36頁。NDLJP:12069025 
  26. ^ 小牟田哲彦『大日本帝国の海外鉄道』(改訂新版)育鵬社、2021年12月、152頁。 ISBN 978-4-594-08962-7 
  27. ^ a b c 国分 2007, pp. 102–104.
  28. ^ 北朝鮮の鉄道 写真特集 通学専用列車で学校に通う山間村の子供たち(北朝鮮・慈江道満浦市の十里洞駅)”. 時事ドットコム. 2025年6月29日閲覧。
  29. ^ a b c 国分 2007, p. 103.
  30. ^ 北京铁路局机调命令11059:根据铁道部运装机运电〔2008〕1973号电报
  31. ^ 国分 2007, p. 102.
  32. ^ zebra_43.JPG” (JPEG). www.ganzdata.hu. 2015年10月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年7月28日閲覧。
  33. ^ a b 国分 2007, p. 111.
  34. ^ 国分 2007, pp. 111–113.
  35. ^ a b 北朝鮮の電車「主体号」 先頭車はまるで日本の「こだま型」 さらに謎の電車も”. 乗りものニュース (2021年2月15日). 2025年7月1日閲覧。
  36. ^ a b c d 国分 2007, p. 113.
  37. ^ 国分 2007, p. 96.
  38. ^ 国分 2007, p. 115.
  39. ^ 国分 2007, pp. 113–114.
  40. ^ 北朝鮮、南北結ぶ道路と鉄道を一部爆破 韓国軍は警告射撃”. ロイター (2024年10月15日). 2024年12月12日閲覧。

参考文献

関連項目




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