有田磁器(柴田夫妻コレクション)
主名称: | 有田磁器(柴田夫妻コレクション) |
登録番号: | 1 |
枝番: | 00 |
登録年月日: | 2006.03.31(平成18.03.31) |
部門・種別: | 工芸品 |
ト書: | |
員数: | 10311点 |
時代区分: | 江戸 |
年代: | 17~19世紀 |
検索年代: | |
解説文: | 平成二年から十五年にかけて、柴田明彦・裕子夫妻より佐賀県立九州陶磁文化館へ寄贈された有田磁器資料である。 本資料は、元和元年(一六一五)ころに日本で初めて磁器の生産が開始され、その後の日本における磁器生産の中心であった有田磁器を網羅的かつ体系的に収集したコレクションである。 これらの資料は、一六一〇~三〇年代に属する初期の製品から、一八五〇~七〇年代に属する幕末の製品までを網羅的に含んだ江戸時代のものが主体であり、ごく一部に明治時代以降の製品や、中国・景徳鎮の製品などが含まれる。 本資料には、中心となる染付とともに、国内向けである古九谷様式や輸出用の柿右衛門様式の色絵、染付に色絵と金泥を加えた金襴手【きんらんで】、白磁、青磁、瑠璃釉【るりゆう】、銹【さび】釉など、ほとんどすべての種類を含んでいる。 また器種についても、皿類(皿、大皿、小皿、手塩皿【てしおざら】など)、鉢類(鉢、大鉢、小鉢、碗、小碗、嗽碗【すすぎわん】、猪口【ちょこ】、蓋物、合子など)、袋物類(瓶、壺、水注、銚子、香炉、火入、唾壺【だこ】、花生、水指など)を中心に約五〇種に及び、ほとんどの器種が網羅されている。 さらに文様に関しても、吉祥に関するものが多いが、植物、動物、自然、幾何、器物、建造物、人物、文字など、あらゆる題材のものが網羅されている。 本有田磁器資料のように、製作時期、種類、器種、文様を含め、体系的かつ網羅的に収集された一万点を超す江戸時代の有田磁器コレクションは世界的にみてもほかに類例がなく、本資料のもつ学術的価値はきわめて高い。 |
工芸品: | 並河靖之七宝資料 有田磁器 |
書跡・典籍: | 松原文庫 |
歴史資料: | ボードイン収集紙焼付写真 工業技術資料 工藤利三郎撮影写真ガラス原板 建築教育資料 |
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