柿右衛門様式とは? わかりやすく解説

柿右衛門様式

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/15 19:56 UTC 版)

酒井田柿右衛門」の記事における「柿右衛門様式」の解説

柿右衛門様式は、主に大和絵的な花鳥図などを題材として暖色系の色彩描かれ非対称乳白色余白豊かな構図特徴である。上絵の色には赤・黄・緑、そして青・紫・金などが用いられるまた、器の口縁に「口銹」と言われる銹釉が施されている例も多い。同じ有田焼でも、緻密な作風鍋島様式寒色系で余白少な古九谷様式異なり柔らかく暖かな雰囲気感じさせる濁手呼ばれる独特の乳白色地色は、赤色釉薬との組み合わせによって非常に映えると言われる。しかし、原料となる土の耐火性が強いなど調合が困難である。さらに焼成時・乾燥時の体積変化が非常に大きいため、作製が困難であり歩留まり良くない図柄には「岩梅」「もみじに鹿」「竹に虎」「粟に」など典型的なパターンいくつかある。絵柄時代とともに変化しており、初期は明赤絵影響があったが、やがて狩野派土佐派四条派琳派などの影響入っていった。近年写生を基にした現代的な画風が多い。

※この「柿右衛門様式」の解説は、「酒井田柿右衛門」の解説の一部です。
「柿右衛門様式」を含む「酒井田柿右衛門」の記事については、「酒井田柿右衛門」の概要を参照ください。

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