昭和歌謡大全集_(テレビ番組)とは? わかりやすく解説

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昭和歌謡大全集 (テレビ番組)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/13 15:11 UTC 版)

昭和歌謡大全集』(しょうわかようだいぜんしゅう)は、1992年から2007年までテレビ東京系列局で主に2月 - 3月までの月末と8月末 - 9月初めまでの年に2回ずつ放送されていたテレビ東京製作の歌謡番組である。

概要

初回放送分は、テレビ東京開局25周年の特別番組の1つとして製作・放送された。1回限りで終了する予定だったが、大反響を呼んだために期首恒例特別番組へと昇格した。番組開始当初は20%近い視聴率を、放送末期においても8% - 9%前後を記録した。

司会は玉置宏水前寺清子が担当。当初は東京12チャンネル時代のテレビ東京で放送された歌謡番組『なつかしの歌声』に司会者の1人として出演していたコロムビア・トップがご意見番(戦前 - 戦中コーナー担当司会)として出演していたが、第22弾(2004年3月放送)の放送後に病没している。その他には、2003年から司会として参加し、後に「歌のふるさとをたずねて」担当となったうつみ宮土理がいる。2004年にはコロッケも司会の1人として参加していた。

番組内容は、長らく視聴者のリクエストを加味して戦前戦中戦後昭和初期 - 昭和30年代)を年代順に振り返るのを中心に、歌う映画スターの特集を組んだり、回と回の間に逝去した歌手を偲んだりするという構成を取っていたが、マンネリ化を防ぐために様々な試みが為された。その一環として、昭和40年代以降の曲も取り上げたり(山口百恵らが取り上げられたこともあった)、「歌のふるさとをたずねて」「カラオケベスト10」「著名人に聞く思い出の歌」といったコーナーを実施したり、放送時間および放送回数の縮小(1999年 - 2001年は年1回・2時間の放送だった)などを行ったりしていた。

番組中に放送のVTRには、基本的にテレビ東京が過去に放送していた『なつかしの歌声』『演歌の花道』『にっぽんの歌』『夏祭りにっぽんの歌』『年忘れにっぽんの歌』『日本歌手協会歌謡祭』の映像を用いていた。中でも『なつかしの歌声』は東京12チャンネル時代のテレビ東京の看板番組であり、最も多くの映像が使われていた。また、この『昭和歌謡大全集』のテーマ音楽およびオープニングナレーション「老いたる者には過ぎにし青春の郷愁を、若人には呼べど逝にて再び帰り来たらぬ古の幻を、いざ楽しまんかな『昭和歌謡大全集』」は、同番組のテーマを流用したものである。オープニングナレーションはコロムビア・トップが担当し、トップの没後も過去に録音した音源を使用していた。

この番組の最大の売りは、放送時点で既にこの世を去っている歌手や、VTRが残っていなかったり、残っていても放送のチャンスが無く他局では見ることのできない歌手および歌の映像を放送していたことにあり、既に鬼籍に入って久しい戦前から戦後を代表する歌手の映像を観ることのできる数少ない番組であった。また、取り上げた歌を歌った人物(あるいはその子息をはじめとする関係者)をスタジオに集め、当時の思い出やその後の近況を語る姿も番組の大きな特徴であった。ただし、最終回にあたる第29弾(2007年8月15日放送)では、司会の玉置と水前寺のみで進行した。

オープニング・エンディング及び提供クレジット時は片山光俊作曲「なつかしの歌声のテーマ」のインストゥルメンタルオフヴォーカル)版が流れた。

2008年、司会の玉置が「ラジオ名人寄席不正音源使用事件」の責を負って当番組も降板し、これに際して司会交代ではなく番組そのものをリニューアルすることとなり、15年の歴史に幕を下ろした。

番組が取り上げた歌手・歌

あ行

か行

さ行

た行

な行

は行

ま行

や行

ら行

わ行

スタジオ出演した歌手

あ行

か行

さ行

た行

な行

は行

ま行

や行

ら行

わ行

歌手以外でスタジオ出演した人物

  • 坂本紀男(霧島昇の長男、東京音楽大学教授)
  • 片山光俊(『なつかしの歌声』のテーマ音楽作曲者)
  • 水谷良一(服部良一の甥、『なつかしの歌声』の指揮者)
  • 水島道太郎(俳優) - 自身の主演映画「地獄の顔」の主題歌「夜霧のブルース」をディック・ミネとデュエットした映像が放送された。また、番組の素材元「にっぽんの歌」などへも歌手として出演。
  • ほか

関連項目


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