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からたち日記

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/15 16:15 UTC 版)

「からたち日記」
島倉千代子シングル
A面 からたち日記
B面 待ち呆けさん
リリース
規格 シングル
ジャンル 歌謡曲
レーベル 日本コロムビア
作詞・作曲 西沢爽(作詞)
遠藤実(作曲)
島倉千代子 シングル 年表
東京だョおっ母さん
(1957年)
からたち日記
(1958年)
北京の小鳥売り
(1958年)
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からたち日記」(からたちにっき)は、1958年に発売された島倉千代子シングルである。発売元は日本コロムビア

概要

長調版・短調版の2パターンを制作したが、島倉が長調版を選び本作のリリースに至った[1]。部分的には短調の箇所も存在する。

当時の台詞入りの歌は売れないというジンクスを破って通算130万枚を売り上げ[2]、島倉の代表曲となった。

翌1959年には五所平之助監督・新藤兼人脚本による同名の映画が公開され、島倉も出演している(後述)。また1967年には同名のテレビドラマも放送された(後述)[3]

NHK紅白歌合戦』では1958年の「第9回NHK紅白歌合戦」、1973年の「第24回NHK紅白歌合戦」、1984年の「第35回NHK紅白歌合戦」の合計3回歌唱され、1973年・第24回では自身4回目となる紅組トリを務めた。

1995年、島倉のシングル「あの頃にとどけ」を作詞(島倉と共作)・作曲・編曲・プロデュースした小田和正は、発売当時のUSEN440加入者向け月刊誌のインタビューにて、島倉の歌の中でも特に印象に残っているのが表題曲であると語っている。

2013年に発売されたラストシングル「からたちの小径」は、表題曲の「可愛らしい島倉のイメージ」が印象に残っていたという南こうせつが、表題曲からタイトルを付けて楽曲制作をした。

先述の採用されなかった短調版の楽曲は1995年のアルバム「心かさね着」に「想い出のからたち日記」として収録されている。

収録曲

  1. からたち日記
    作詞:西沢爽、作曲:遠藤実、編曲:牧野昭一
    この当時の遠藤は日本マーキュリー専属であったため、発売当初、作曲者名には変名(ペンネーム)が用いられ“米田信一”とされていた[4]
  2. 待ち呆けさん
    作詞:星野哲郎、作曲・編曲:浜口庫之助

映画

からたち日記
監督 五所平之助
脚本 新藤兼人
原作 増田小夜
製作 加賀二郎
出演者 高千穂ひづる、島倉千代子
音楽 芥川也寸志
撮影 富島義勇
編集 長田信
製作会社 松竹
公開 1959年4月14日
上映時間 119分
製作国 日本
言語 日本語
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1959年4月14日、松竹系で公開。上映時間は119分。長野県の女性「つる」の一生を描いた作品となっている。

スタッフ

出演者

テレビドラマ

1967年6月26日から7月7日まで日本テレビ系列で、島倉の楽曲をドラマ化した『島倉千代子 歌謡シリーズ』(平日13:00から13:30。花王石鹸一社提供)の第5作として放送された。全10回[3]

出演者

スタッフ

  • 脚本:若井基成
  • 監督:出口十三夫
  • 制作:国際放映、日本テレビ[3]
日本テレビ系列 平日13:00 - 13:30 花王石鹸一社提供枠
【島倉千代子 歌謡シリーズ】
前番組 番組名 次番組
哀愁のからまつ林
からたち日記

脚注

出典

  1. ^ 島倉家―これが私の遺言
  2. ^ サンケイスポーツ』2013年11月9日付、大阪本社版12版、26面。
  3. ^ a b c d からたち日記”. テレビドラマデータベース. 2020年10月2日閲覧。
  4. ^ 遠藤実『涙の川を渉るとき 遠藤実自伝』日本経済新聞出版社、2007年、138頁。ISBN 978-4-532-16584-0

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