日本語の文語とは? わかりやすく解説

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文語体

(日本語の文語 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/26 10:06 UTC 版)

文語体(ぶんごたい、旧字体文󠄁語體)は、文語を用いて書かれた日本語の文章形式のこと。


注釈

  1. ^ ただし、いわゆる口頭のみの言葉遣いを指し示す口語とは意味合いが異なる。
  2. ^ 例えば用言の活用に著しい違いがある。
  3. ^ 「き」は文語形容詞(ク活用)の語尾「し」の連体形である。
  4. ^ 候文を使用した書簡は、例えば『芭蕉書簡集』(萩原恭男 校注、岩波書店(岩波文庫)1976年)で読むことができる。
  5. ^ 例えば「ロンドン海軍条約による主力艦及巡洋艦の建艦制限の遵守の保障に関する英国大使・対日通告文」および、それに対する「帝国政府・回答文」が、いずれも「候文」で書かれている[5]。また、野村泰治は「書簡文は候文でも口語体でもいずれも差し支えない」と述べて、多くの候文の文例を記載している[6]

出典

  1. ^ 廖育卿「森鴎外訳『即興詩人』における文体表現 : ドイツ三部作との比較及び再検討」『熊本大学社会文化研究』第6号、熊本大学、2008年、365-379頁、ISSN 1348530XNAID 110006951439 
  2. ^ 山本夏彦2000, pp. 11–12.
  3. ^ 佐藤剛~スタンダード曲から知る日本の音楽文化史~ ニューミュージックに挑戦した人たち【第一部 第6章 ④
  4. ^ 山口明穂小学館『日本大百科全書(ニッポニカ)』. “擬古文”. コトバンク. 2017年12月11日閲覧。
  5. ^ 社団法人・同盟通信社『時事年鑑・昭和14年版』1938年(昭和13年)、189-190頁
  6. ^ 野村泰治『作法・文範・現代作文大辞典』金竜堂書店、1934年(昭和9年)、2頁


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