愛甲次郎
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愛甲 次郎(あいこう じろう、1933年 - )は、日本の通商産業官僚。通商産業省出身者としては初めて特命全権大使を務め、クウェート国及びバハレーン国を駐箚した。
人物・経歴
神奈川県立横須賀高等学校を経て[1]、1955年東京大学法学部卒業、通商産業省入省[2]。ハーヴァード大学フェロー等を経て[3]、1974年通商産業省貿易局長期輸出保険課長[4]。1976年経済企画庁調整局経済協力第一課長[5]。1978年通商産業省生活産業局総務課長[6]。1980年在アメリカ合衆国日本国大使館公使[7]。
1982年資源エネルギー庁次長[8]。1983年から通商産業省出身者として初めて特命全権大使を務め、クウェイト国[9]、バハレーン国を駐箚した[10]。1986年ソニー取締役[11]。1992年ソニー専務取締役[12]。1997年ソニー顧問[13]。1998年日・タイ経済協力協会(JTECS)理事長[14]。
著書
- 『アラブの生活・ビジネス慣習とつきあう法 : 湾岸アラブ諸国を中心に 』(三枝亨と共著)有斐閣 1988年
- 『世にも美しい文語入門』海竜社 2008年
脚注
- ^ 会員のひろば神奈川県立横須賀高等学校同窓会 朋友会
- ^ 「閣議で一連の外務省人事了承――次官に松永審議官、通産から愛甲クウェート大使起用。」1983年1月28日 日本経済新聞夕刊
- ^ 愛甲次郎 プロフィールV&BOOKS online
- ^ 官報昭和49年本紙第14241号 10頁
- ^ 官報昭和51年本紙第14838号 8頁
- ^ 官報昭和53年本紙第15430号 12頁
- ^ 官報昭和55年本紙第15951号 12頁
- ^ 官報昭和57年本紙第16715号 11頁
- ^ 「通産出身の愛甲大使誕生、外務・通産省“雪解け”――摩擦解消につながるか。」1983年1月29日 日本経済新聞
- ^ 官報昭和58年本紙第16835号 8頁
- ^ 「ソニー(会社人事)」1986年12月19日 日経産業新聞
- ^ 「ソニー(会社人事)」1992年6月27日 日経産業新聞
- ^ 「ソニー(会社人事)」1997年5月23日 日経産業新聞
- ^ これまでの歩み日・タイ経済協力協会
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