文語の苑とは? わかりやすく解説

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文語の苑

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団体名 文語の苑
所轄 東京都
主たる事務所所在地 世田谷区深沢二丁目9番8号 
従たる事務所所在地
代表者氏名 土屋 博
法人設立認証年月日 2015/03/17 
定款記載され目的
当苑は、広く国内外一般市民対象として、文語触れ機会提供して文語普及促進をはかることで、我国伝統文化継承発展させることを目的とする。 
活動分野
保健・医療福祉     社会教育     まちづくり    
観光     農山漁村中山間地域     学術・文化芸術スポーツ    
環境保全     災害救援     地域安全    
人権・平和     国際協力     男女共同参画社会    
子どもの健全育成     情報化社会     科学技術振興    
経済活動活性化     職業能力雇用機会     消費者保護    
連絡助言援助     条例指定    
認定
認定・仮認定
認定   認定   旧制度国税庁)による認定   認定更新中  
PST基準
相対値基準     絶対値基準     条例指定()    
認定開始日:       認定満了日:       認定取消日:   
認定年月日:    認定満了日:    認定取消日:   
閲覧書類
監督情報
解散情報
解散年月日  
解散理由  

文語の苑

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/23 05:17 UTC 版)

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文語の苑は、文語の「読み」「書き」ができる人の数を増やし、文語が廃れないことを目指して活動する団体会員が文語で書いた文章をウェブ上に掲載することを活動の一つにしており、文語創作の発表の場としては唯一のものである。

沿革

2002年、愛甲次郎(元クウェイト大使)ら有志が集まり、文語保存運動を開始し、文語創作の発表の場として専門のウェブサイトを構築することを決定した。2003年4月、下記の認識に基いて、サイトは発足した。

言葉は発達するにつれ文章語と会話語に乖離する傾向があり、優れた文章語の存在はその文化の高さを表している。文語はラテン語漢文古典アラビア語サンスクリット語と並んで世界五大文章語の一つ[1] であり、我国が世界に誇る活きた文化遺産である。

しかし明治維新第二次大戦敗戦という二度の社会的大変動によって大きな打撃を受け、このままではいずれ死語となることが危惧される。そうならないためには国民の1ないし2パーセントが文語を読み書きすることができなければならない。現在国内には文語の高い素養を持つ人が依然多く存するが、高齢化のため数は減少の一途を辿っている。

文語を守るためには後進を育てるのが必須であるが、それは時間との戦いである。これは本来国や政治の任務かもしれないが、当面は民間活動として危機を乗り切る他はない。

発足後、投稿者が高年齢の者に限られていることが明らかになり、若手の養成に着手して、藤原正彦斡旋お茶の水女子大学に文語サークル(茶苑)を組織した。さらにこれをモデルとして、東京およびその近郊数箇所で文語教室を開いた。

活動を進めるうちに直ぐ教材の整備の必要性が浮上し、鈴渓学術振興財団の援助と、海竜社の協力を受け、約一年を掛けて「文語名文百撰」を編集した。これは『古事記』以来、昭和まで文語の名文を、一作者一作品の原則で集めたもので、文学作品に留まらず、実務的文章も取り入れているのが特色である。続いて百撰とは別の新たな教科書として、時代を明治大正に限り、持ち運びにも便利な「明治大正文語五十撰」を出版した。さらに文語教室での経験も踏まえて「候文の手引き」を出版した。

毎年シンポジウムを開催している。狙いは文語の持つ魅力をアピールし、文語教室展開の一助とするところにある。2011年11月、東洋大学の協力を得て第一回文語の苑シンポジウムを開催、参加者百名を超える盛会に終った。2012年には大阪教育大学と共催でシンポジウムを開催、2014年は福井と和歌山でも開催。2014年11月は文語詩をテーマとして第四回を開催している。

なお、上記のような関西進出を背景に、2014年に関西代表を設けた。

事業

  1. ウェブサイトの運営
  2. 文語教室の開設、開設援助
  3. 教材の整備
  4. シンポジウムの開催

組織

  1. 発起人
  2. 関西代表
  3. 幹事会
  4. タスクフォース
  5. 主任研究員

出版物

関連出版物

脚注

  1. ^ 愛甲次郎著「世にも美しい文語入門」(海竜社刊)に、「文語はラテン語、漢文、古典アラビア語と並んで世界四大文章語の一つ」との表現がある(その後、東洋大学で開催された文語シンポジウムにおいて、竹村牧男よりサンスクリット語も加えるべきとの貴重なるご指摘もあり、ここでは「世界五大文章語」との表現とした)。

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