日本海軍の迎撃態勢とは? わかりやすく解説

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日本海軍の迎撃態勢

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/28 03:05 UTC 版)

ギルバート諸島沖航空戦」の記事における「日本海軍の迎撃態勢」の解説

詳細は「Z作戦」を参照 これに対す日本軍も、連合国軍中部太平洋方面反攻作戦出てくることを想定していた。日本連合艦隊司令部は、千島列島から南鳥島マーカス)、ウェーク島ギルバート諸島など太平洋正面連合国軍反攻作戦出てきた場合備え基地航空部隊機動部隊潜水艦などの全力挙げて迎撃する計画立て、「Z作戦」と命名していた。 ギルバート諸島方面基地航空部隊としては、タラワ飛行場のほかクェゼリン環礁など周辺島嶼に、第22航空戦隊が配置された。1943年昭和18年9月18日-20日ギルバート諸島ナウルの各基地アメリカ海軍機動部隊(「レキシントン」「プリンストン」「ベロー・ウッド」)の空襲受けて航空機13機以上が地上撃破されるなどの損害受けたものの、同年11月1日時点戦闘機30機・陸上攻撃機陸攻40機・艦上爆撃機18機・水上機20機の計108機の兵力擁していた。 上記1943年9月18-20日にギルバート諸島などが空襲された際、第三艦隊空母翔鶴」「瑞鶴」「瑞鳳」等)基幹日本艦隊はこのアメリカ海軍機動部隊攻撃向かった会敵できず、9月25日トラック泊地帰投した。1943年10月中旬にも、大本営は、アメリカ軍攻略部隊襲来するおそれが強いとして連合艦隊迎撃指示した連合艦隊10月17日第三艦隊空母翔鶴」「瑞鶴」「瑞鳳」等)や戦艦大和」「長門からなる艦隊マーシャル諸島方面出撃させたが、アメリカ艦隊出現せずにまたも完全な空振り終わり26日トラック泊地帰投した。これら二回の艦隊出動結果日本側の前進基地であるトラック泊地重油備蓄は底をつき、大規模な艦隊活動不可能な状態に陥ってしまった。おまけに巡洋艦部隊ラバウル空襲大打撃を受け、空母搭載機も「ろ号作戦」に使用したために消耗してしまった。日本側は、本来の「Z作戦」とは異なって機動部隊抜きで迎撃せざるを得ない態勢で、ギルバート諸島へのアメリカ軍襲来迎えることになった

※この「日本海軍の迎撃態勢」の解説は、「ギルバート諸島沖航空戦」の解説の一部です。
「日本海軍の迎撃態勢」を含む「ギルバート諸島沖航空戦」の記事については、「ギルバート諸島沖航空戦」の概要を参照ください。

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