日本国外の類似の記念日
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台湾では、1887年6月9日に基隆 -台北間の鉄道が着工されたことを記念し、6月9日を「鉄路節」としており、蒸気機関車の運行や車両基地の一般公開などが開催される。 韓国では、1899年9月18日に朝鮮半島最初の鉄道の京仁線が開通したことを記念し、9月18日を「鉄道の日」としていた。しかしその後、これは日帝残滓であるとの非難を受け、2018年からは大韓帝国鉄道局が創設された1894年6月28日に由来する6月28日に変更された。 タイでは、1894年3月26日にバンコク・フワランポーン - ナコンラチャシーマ間の開通式を行い、フワランポーンからアユタヤまで初の鉄道運行が行われたことを記念し、3月26日を「鉄道の日」としている。 ロシア・ベラルーシ・カザフスタン・キルギス・ウズベキスタン・モルドバ・ブルガリアでは8月第1日曜日を「鉄道の日」としている。当初は1896年にロシア初の鉄道となるモスクワ-サンクトペテルブルク間の鉄道建設を指示したニコライ1世の誕生日に因んだ旧暦6月25日(新暦7月6日)を「鉄道員の日」の祝日とした。1917年のロシア十月革命後は取りやめられ、1935年にモスクワでの鉄道労働者会議にて再開が提案され、1936年より7月30日を「鉄道の日」に制定し1940年に8月第1日曜日に変更され、1980年に改めて本格的な祝日として制定された。 アゼルバイジャンでは、鉄道組織の独立を記念し、10月13日を「鉄道労働者の日」としている。 ラトビアでは、1919年8月5日のラトビア鉄道設立を記念し、8月5日を「鉄道労働者の日」としている。 リトアニアでは、1860年8月28日のディナブルク-ビリニュス間の鉄道完成を記念し、8月28日を「鉄道の日」としている。 ウクライナでは2003年より、1861年11月4日のウィーン-クラクフ・プセミシル経由リヴィウ行きのウクライナ最初の鉄道運行を記念し、11月4日を「鉄道労働者の休日」としている。 エストニアでは、1876年8月21日のタリン-タトゥ間の鉄道開業を記念し、8月21日を「鉄道歴史の日」としている。 東ドイツでは、6月第2土曜日を「鉄道労働者と輸送労働者の日」とし、ドイツ再統一後も旧東ドイツ地域では鉄道関連のイベントが行われている。 ポーランドでは、鉄道労働者の守護者とされるアレクサンドリアのカタリナの祝日である11月25日を「鉄道労働者の祭典」としている。 スロバキアでは、1840年9月27日のブラチスラヴァ-スヴェタジュル間馬車鉄道の開業を記念し、9月27日を「鉄道労働者の日」としている。 チェコでは、1825年9月27日にジョージ・スチーブンソンの手掛けたストックトン-ダーリントン間の世界初の蒸気機関車商用運行開始を記念し、9月27日前後の9月第4土曜日を「鉄道の日」としており、9月中は国内各地で鉄道関連のイベントを開催する。 ボスニア・ヘルツェゴビナでは、旧ユーゴスラビア時代より1920年4月のユーゴスラビア鉄道労働者ストライキを記念し、4月15日を「鉄道の日」としている。 セルビアでは、オストログの聖バジルの祝日である5月12日を「鉄道労働者の日」としている。 スロベニアでは、1846年6月2日のスロベニア初の鉄道開業(グラーツ-セレ間)を記念し、6月2日を「鉄道員の日」としている。 クロアチアでは、1990年よりユーゴスラビア鉄道がクロアチアから撤退した10月5日を「クロアチア鉄道の日」としており、また旧ユーゴスラビア時代の「鉄道労働者の日」である4月15日を「国際鉄道の日」としている。 旧チェコ・スロバキアでは、1954年から1963年まで8月18日を「鉄道の日」とし、その後8月23日、9月27日に変更した。
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