日本人留学生
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/11/05 09:57 UTC 版)
アメリカ合衆国の留学の一般的な事項に関しては留学#アメリカ合衆国における留学を参照。 留学生は世界80ヶ国以上から1,000名以上在籍しており、その中で日本人留学生も少数ながら(数名)いる。留学生には留学生向けのオリエンテーションが二日間にわたって催される。そこでは大学や市内の店や施設、米国内の諸事情、法的手続きや講義の登録方法などについて簡単に説明がなされ、資料が配布される。オリエンテーションでは留学生同士の交流も企図されており、朝食や昼食も用意される。また、所定の登録用紙を提出すればアメリカ人学生と週に一度程、会話の機会をセッティングしてもらうことなどもできる。なお、大学付属の英語学校(Intensive English Language Institute, IELI)の英語クラスをレベル4まで修了すれば、TOEFL要件なしで入学が可能。大学院にてTAをする場合には、課されるスピーキングテストをクリアし、留学生TAワークショップを修了することが要求される。 ユタ州は夏時間を採用しているため、現地時間3月第2日曜日午前2時~11月第1日曜日午前2時の間は日本との時差が1時間ずれるので注意が必要。 留学#アメリカ合衆国における留学でも述べられているように、米国は医療・保険制度において様々な問題を抱えており、メインキャンパスのあるローガン市には設備の整った非営利総合病院があるとはいえ、医療費は日本に比べて非常に高額である。ユタ州立大学が用意している民間の医療保険のプランでは、3割~5割は自己負担になり、治療・救援費用の補償金額が最大でも25万USドルである。そのうえ、セメスター毎に登録を更新する必要があり、更新していない場合は保険料を支払っていても保険が使えないので注意(大学院の場合は事務が代行してくれる学科も多い)。ユタ州立大学学生健康保健センター(Student Health and Wellness Center)には医療保険の専門担当者がおり、米国外の保険を利用したい場合などにも相談に応じたり、適正な保険かどうかの審査を行っている。 人文芸術社会学部には日本語学科も設置されており、日本語を学んでいる学生もいる。ほかにも日本人講師やスタッフなどがいる学部・学科や部署もあるため、彼らを通じて非常時には日本語で日本にいる家族などに連絡してもらうことも可能である。また、日本人学生・日本語話者との交流や日本文化の理解を深めることを目的としているJapan Clubというクラブもある。 人文芸術社会学部の歴史学科の宗教学専攻には、多くの日本人に文化的に馴染みの深い仏教について学ぶ・研究する課程も設置されている。 課外講座の体育クラスには、合気道や空手などのクラスも開講されている。 メインキャンパスのあるローガン市内には日本食レストランも数軒、営業している。 2005年より毎年4月頃にユタ州の州都ソルトレイクシティにおいて、日本祭り(Nihon Matsuri/Japan Festival)が開催されている。
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