紙飛行機
(折り紙飛行機 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/06 01:40 UTC 版)
紙飛行機(かみひこうき、英語: paper airplane, paper plane, etc.)とは、紙で飛行機を模した形を作り、飛ばして遊ぶもの。一枚の紙を折って作る折り紙飛行機を指すことが多いが、部品を紙から切り抜き貼り合わせて作る組立て式紙飛行機もある。なお「飛行機」は動力付きの固定翼機を指す言葉であるため、通常は動力を持たない紙飛行機は厳密には「紙航空機」ないし「紙滑空機(グライダー)」と呼称されるべきであり、英語でもペーパーグライダーやペーパーダートとも言うものの、慣習的に紙飛行機、ペーパーエアプレーン、もしくはペーパープレーンとするのが一般的である。当記事でも以下「飛行機」とする。
- ^ “Lesson: Take Off with Paper Airplanes”. TeachEngineering (2019年7月2日). 2019年7月25日閲覧。
- ^ Games and sports for young boys. ROUTLEDGE, WARNE, AND ROUTLEDGE. (1859). p. 92。なお Cassell's book of in-door amusements, card games and fireside fun. Cassell, Petter, Galpin & Company. (1882). p. 72に展開図が見られ、現代の一般的な紙飛行機と同じであることが分かる。
- ^ a b “今週のギネス世界記録【8月27日~8月31日】”. (公式ウェブサイト). ギネス・ワールド・レコーズ 地域活性化委員会 (2012年8月27日). 2012年9月13日閲覧。
- ^ a b Thomas Neumann (2012年2月29日). “Joe Ayoob sets paper airplane record” (英語). ESPN.com. ESPN. 2012年9月14日閲覧。■映像あり。
- ^ “速報! ギネス記録更新!”. (公式ウェブサイト). 日本折り紙ヒコーキ協会 (2009年4月). 2012年9月14日閲覧。■映像あり。
- ^ “Ken Blackburn's Paper Airplanes” (英語). (official website). Ken Blackburn (2008年). 2012年9月13日閲覧。
折り紙飛行機
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/17 07:04 UTC 版)
正方形ないし矩形(たいていは白銀比か黄金比ぐらい)の紙を使うことが多い。それ以外の形を使ったり補助的に切ったり切り取るものもある。これらの紙を折って作るもので、折り紙の一種でもある。普通は手で投げて飛ばす。日本のものでは、古くはトンビと呼ばれるものや、よく知られているものとしては滞空時間の長いへそ飛行機、まっすぐ遠くへ飛ぶやり飛行機や、先尾翼風の翼のあるイカ飛行機、宙返りが得意なツバメ飛行機などがある。 いずれのタイプでも、正確で強い中心線が左右のバランスを取り直進性を高めることにつながる(以降の折り方は左右対称で行われる)。多くの飛行機では、次に機首側を三角形にして折り込んでいく。これは重心を前寄りにするためである。一般に機首が上がれば揚力が大きく、下がれば小さくなるため、重心を空力中心のやや前方にすれば迎え角を自動的に調整する効果(風見安定)が期待できる。充分な面積を持つ、ゆがみのない翼をつくり、空中で水平に広がる角度に調整できていれば、途中どのような折り方をしても最終的には何とか飛ぶことが期待できる。 広島県福山市には約800種類の紙で作った色とりどりの紙飛行機が展示された「紙ヒコーキ博物館」がある。毎週土曜日のみの開館だが専門家が在館しており、良く飛ぶ折り紙ヒコーキを教わることができる。また、同県神石高原町の米見山山頂公園には「とよまつ紙ヒコーキ・タワー」があり、地上15mの展望室から自分で折った紙飛行機を飛ばすことが出来る。
※この「折り紙飛行機」の解説は、「紙飛行機」の解説の一部です。
「折り紙飛行機」を含む「紙飛行機」の記事については、「紙飛行機」の概要を参照ください。
- 折り紙飛行機のページへのリンク