宗教的思想
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 09:16 UTC 版)
深見は仏教に深い知識を持つが、宗教者としては神道の立場にあり、ワールドメイトは在家神道であるとしている。宗教学者の沼田健哉は、深見の教えは教派神道の一派と見做すべきものであるが、著作において神社神道の世界を紹介していることを指摘している。深見の教えは「仏教、儒教、道教、神道の要素外では大本教の教えと重なる部分が多いが、それに世界真光文明教団、道院紅卍字会等の他の教団の教えと彼独自のものが付け加わっている」と評している。また沼田は、伝統的なものと最先端のものの融合が見られ、ニューエイジと類似した面があると述べている。 御親元素大御神様(みおやもとすおおみかみ、(別名.mw-parser-output ruby.large{font-size:250%}.mw-parser-output ruby.large>rt,.mw-parser-output ruby.large>rtc{font-size:.3em}.mw-parser-output ruby>rt,.mw-parser-output ruby>rtc{font-feature-settings:"ruby"1}.mw-parser-output ruby.yomigana>rt{font-feature-settings:"ruby"0}⦿(ス)の神)を最も重視しており、「姿なく終わり無く、無限絶対・無始無終」の宇宙的な神であるとしている。スの神は世界救世教、世界真光文明教団の崇敬対象と同じであり、橘カオルに1972年(深見と出会う前)に降り、使命を与え、深見との出会いを予言した神であるという。キリスト教のヤハウェ、天照大神や国常立命、守護霊などもすべてスの神が人間に分かりやすいように仮の姿で顕れたものであるとしている。スの神と神道が結びつく理由は明らかでないが、ジャーナリストの溝口敦は神道系新宗教の大本の影響を指摘している。 ワールドメイトは天照大御神をはじめ八百万の神々を奉じる神道系宗教団体であり、確固とした教義はないとされる。様々な神仏が取り入れられており、ご利益があるとされる非常に多種多様なグッズが販売されている。深見の宗教的世界観は次のようなものである。太陽系は、目に見える物質の世界である「現実界」、目に見えない霊の住む「霊界」、神の世界「神界」の三つの世界からなり、それぞれの世界は呼応し合っており、物質界より霊界が、霊界より神界の能力が高く、神が主導権を握っている。神界は世界中にあるが、本当の神界があるのは日本だけであるとしている。過去に古代文明の栄えたムー大陸があったと考えており、そのころは神界と現実界が互いに良く認識していた神代であると考えている。 人間は肉体を持つ霊であり、地球にだけ存在するとされる。人間は物質的存在であると同時に霊的存在であり、人間は神界の意を受け、霊界のバックアップのもとで生きている。神霊は御親元素大御神様を頂点とするピラミッド構造になっており、会社のように上下の組織があり、企業の販売網のようにテリトリーがあるという。龍、天狗、地球外知的生命体などは、主神と人間の間に立つ中間の神とされる。 深見は神社参拝を通して開運できると主張しており、神には強弱や専門があるとし、自分の願いに適した神社を見極めて参拝するよう勧めている。ビジネスに関する発言も多く、神社参拝での開運についても、商売繁盛、資金繰りなどが随所で言及されている。 彼の思想にはナショナリズムとインターナショナルな要素が入り混じっており、天皇制を重視し、世界連邦の形成を目指している世界連邦形成のために諸宗教の対話が必要であるとし、そのために政治を重視している。沼田健哉によれば、カール・マルクスは国常立之大神の分身であるとされ、深見の掲げる「弥勒の世」は、マルクスが『ドイツ・イデオロギー』で描いた共産主義の世界と類似があるとされる。
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宗教的思想
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「ゴス (サブカルチャー)」の記事における「宗教的思想」の解説
ゴス思想をスピリチュアルで超自然的な宗教思想と結びつけることのできる普遍的な宗教思想はないが、宗教思想というのは、ゴシック・ファッションや歌詞、ヴィジュアル・アートにおいて役割を果たしている。特にカトリシズムからの美学要素というのはゴス・カルチャーにおいて大きな役割を担っており、こういった思想を持つ理由は、風刺目的、ただ単におしゃれに影響されたためなどと人それぞれである。
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