安城家周辺
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/09/15 07:55 UTC 版)
豊川陽介(とよかわ ようすけ) 主人公で南陽学園(なんようがくえん)高等部2年生。171センチメートル、O型。両親を亡くし、妹とともに児童福祉施設で幼少期を過ごした。現在は理事長宅の敷地にある離れの一軒家に住まわせてもらっている。性格は猪突猛進型で変態(変態すぎて「妹GPS」ほか多数の常軌を逸した技を持つ)だが、成績は優秀である。当然ながら2人の妹を溺愛している。児童福祉施設を出た後一人で生きてきたため節約術に長けている他、サバイバル能力が非常に高い(大王イカすら一人で捕獲できる)。 回を追うごとに真由と絆を深め合い、やがては相思相愛となる。 終盤で「許されない恋ならば」と開き直った真由に無理心中の形で校舎の屋上から転落させられ、真由は自身が守ったため無傷だったがその時のショックで幽体離脱してしまう。猫の幽霊を除く周囲からは姿が見えないが、その寸前に見た夢の内容と、幽体の自身が触れることが可能であることからあゆが妹であることを思い出す。自身を思うみんなに満足して昇天しそうになるが、猫の幽霊と両親の霊によって現世に返され、復活する。その後はあゆと正式に自身の彼女となった真由に振り回されつつも、幸せな日々を送っている。 安城あゆ(あんじょう あゆ) 安城家の養女で南陽学園高等部1年生。153センチメートル、O型。幼いころ陽介と同じ施設にいた。性格は勝ち気で少し無愛想。バスケットボールが得意である。陽介には何かと噛みついていたが少しずつ好意を持つようになってきた。料理が苦手で成績も芳しくなく、おまけに胸も背も小さい(バスケをしていて毎日牛乳を飲んでいるが功を奏していない)。頭頂の逆立った髪の毛はときどき感情に連動して動く。また、くすぐりが大層苦手。 終盤にて真由と陽介がキスをする姿を見て互いを独り占めされたと感じ、ショックを受けて家出し箱根に行く。しかし、追跡してきた陽介と真由に追い付かれ、二人を大好きになった本心を吐露し真由に謝罪する。 最終回で自身が陽介の実の妹であることを知り、その際はうっとうしがるも最終的にはたびたび遊んで貰う仲になった。 安城真由(あんじょう まゆ) 安城家の養女で南陽学園高等部1年生。158センチメートル、O型。あゆとは同い年の義姉妹(真由が姉)。あゆ同様同じ施設から安城家に引きとられてきた。少し抜けているところはあるが、笑顔を絶やさない素直な女の子。陽介にも好意的であるが、それが家族愛なのか恋なのかは本人ですら判らない。Fカップ。また弦楽器の名手である。特にバイオリンが得意であり、凄まじい威力の音色を奏でる「真由 呪いのエチュード(まゆ のろいのエチュード)」も演奏可能。 高校の入学式の前の春休みにトラに襲われたところを陽介に助けられ(鎖でつないであったので事なきを得た)自分の気持ちに気付いた。それまでは陽介に対するあゆ・なゆの行動(またはその逆)に対して大抵の場合ほぼ無反応(表面上)だったが、それ以降ちょっとしたことで嫉妬するようになり、陽介に自分の気持ちをストレートに話すようになった。現在は陽介とは兄妹かどうか判明するのを恐れており(妹だったら陽介を諦めなければならないため)兄妹でなければいいと本気で思っている。過激な一面もあり、陽介が盗撮の疑いをかけられて無期限の停学処分となった際には彼の無実を訴えるべく包丁を取り出したり、自身とあゆが陽介と引き離された際には前述の「呪いのエチュード」で無言の威圧を行ったこともある。 終盤で実の兄が陽介ではなく、安城家に名乗り出た他の人物であることが判明。その後は正式に陽介の彼女として交際している。 安城勝貴(あんじょう かつたか) 私立南陽学園理事長であゆと真由の養父。陽介の事情を知り支援をするかと思えば、「娘たちについた悪い虫」扱いすることもしばしば。それをネタにした陽介とのどつき漫才っぽい展開もある。なお、目利きの能力は低レベル。最終回にて陽介を思う周囲の気持ちに心打たれたことで陽介の妹たちへの愛を認め、真実を話した。 安城里枝(あんじょう りえ) 勝貴の妻。『まゆとあゆのヒミツ』(2人の成績表とペンダントが入った箱)を隠したりするなど、重大な何かを知っているかもしれない謎多き人物。千佳があゆ・まゆの幼少からの写真を持っていることを陽介が知った時、初めてシリアス顔で「これは困ったことになったわね」とつぶやいた。実は陽介と妹たちの真相を唯一知っていたのだが、判明した時に陽介が彼女たちに振り回されることを予見していた。そのため、自身はその様子を楽しみながらも真相を隠しつつ静観していた。 たくじ 安城家の飼い犬。陽介との意思疎通ができるようになったが、彼とは仲が悪い。ファッション雑誌を読んでいる。 安城家SP室長 安城家のSPたちの室長。眼鏡をかけた黒髪の青年。陽介を真由から引き離そうとした勝貴の命令により、陽介に爆破トラップを仕掛けたことがある。
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