天空忍者シュリケンジャー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 00:07 UTC 版)
「忍風戦隊ハリケンジャー」の記事における「天空忍者シュリケンジャー」の解説
巻之二十一から登場。スーツカラーはグリーン。「御前様」直属の疾風流・迅雷流両流派の奥義を極めた流派宇宙統一忍者流の天空忍者で、その変身前の素顔は不明である。英語交じりの変な口調でしゃべる。その実力はハリケンジャー、ゴウライジャーを凌ぐ。また、ここ一番ではシュリケンズアーマーを取り去ってマスクの上部を回転(大逆転・フェイスチェンジ)し、全能力の制限を解放させることでファイヤーモードというパワーアップモードとなり、野球をベースにした攻撃スタイルで戦う。その際、口調も江戸っ子風に変化する。名乗り口上は「アイ・アム・ニンジャ・オブ・ニンジャ。緑の光弾 天空忍者シュリケンジャー」。 特技は変装で、その辺にいた人間に早変わりするなど朝飯前。別名千の顔を持つ男。後述の様々な変装態のほか、鷹介・吼太・一甲にも化けたこともある。劇中最後まで素顔は見せることはなかったが、ハリケンレッド同様に空忍科特有の技も使うことから、無限斎はその正体を、10年前に突如失踪した忍風館・空忍科のハリケンジャーに一番近かった男ではないかと推測しており、おぼろと顔見知りの可能性が示唆されている。 巻之四十九で自分の命を代償にしながら天空神に乗り巨大サタラクラと共に自爆する。巻之五十では遺影が飾られている。最終巻のエピローグではシュリケンジャーの正体らしき人物が登場している。 『アバレンジャーVSハリケンジャー』をはじめ、テレビシリーズ終了後に制作された作品にも複数回登場しているが、いずれの作品でもテレビシリーズ終了後の生死については触れられていない。 東映プロデューサーの日笠淳は、既に追加戦士としてゴウライジャーが存在しており、限られた話数の中でさらなる追加キャラクターの掘り下げを行うことは難しいと考え、素顔を見せず格好良さを見せることを第一としたキャラクターと位置づけたことを述べている。 英語交じりのセリフの多くは演じる松野太紀のアドリブである。 『忍風戦隊ハリケンジャー 10 YEARS AFTER』 同作品のオリジナルキャラクターである天界が変身した二代目が登場する。名乗りも「我こそは忍者の中の忍者」と和訳に変化している。 『手裏剣戦隊ニンニンジャー』 第43話(忍びの43)に「忍者の名誉を守る会」の会員として登場。声は『10 YEARS AFTER』の天界を演じた橋本仰未ではなく、テレビシリーズと同じく松野太紀が、原典同様の英語交じりの口調で演じている。 作中では、松尾凪/キニンジャーから「ミドニンジャーっぽいね」と言われたのを受ける形で、「ニンニンジャー」の変身バンクにシュリケンジャーが登場するギャグ描写も見られた。松野の出演は、松野が出演していた『デジモンセイバーズ』のプロデューサーであった東映アニメーションの柴田宏明が『ニンニンジャー』の担当になったことから松野が懇願し実現した。 また、同話数を監督した加藤弘之は、二代目の存在は承知の上でファンが観たいのは初代だろうとの考えであったことを述べており、脚本を手がけた毛利亘宏は天界との関係については「グレーな感じ」と述べている。
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