多数国間投資保証機関とは? わかりやすく解説

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MIGA

読み方ミガ
英文正式名Multilateral Investment Guarantee Agency
日本名(略称):多数国間投資保証機関

開発途上国向け民間直接投資係る商業的危険に対す保証を行うことにより民間直接投資促進を図ることを目的として1988年設立され世銀グループ機関

※この記事は「財務省」ホームページ内の「国際関係略語集」の2008年10月現在の情報を転載しております。

多数国間投資保証機関

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/16 04:01 UTC 版)

世界銀行グループ > 多数国間投資保証機関
多数国間投資保証機関
世界銀行本部ビル
概要 専門機関
略称 MIGA
代表

俣野 弘 (長官)

林田 修一 (東アジア代表)
活動開始 1988年
本部 コロンビア特別区ワシントン市
公式サイト www.miga.org
母体組織 世界銀行
Portal:国際連合
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多数国間投資保証機関(たすうこくかんとうしほしょうきかん、英語Multilateral Investment Guarantee Agency)は、国際連合専門機関。略称はMIGA多国間投資保証機関(たこくかんとうしほしょうきかん)と表記されることもある。

概要

多数国間投資保証機関は、1988年4月に発足し、初代長官にはそれまで野村證券副社長を務めていた寺澤芳男が就任した[1]。この背景には当時日本人をMIGAの長官として送り込むことを切望していた日本の大蔵大臣(当時)宮澤喜一の意向があり、寺澤と大学時代の同級生だった当時の財務官行天豊雄が寺澤を誘ったものだという[2]。それ以降、長官は日本人が就任している。

MIGAは国家による強制収用、通貨送金戦争内戦などのリスクに対する保証(長期政治的危険保証)を投資家ドナーに提供し、開発途上国民間投資を促進することを目的としている。また、発展途上国においては、国外からの投資を促進するため、インベスター・リレーションズ活動の支援も実施している。

組織

国際復興開発銀行国際開発協会国際金融公社、国際投資紛争解決センターとともに世界銀行グループを形成している[3][4]

歴代長官

氏名 就任 退任 前職
多数国間投資保証機関長官
1 寺澤芳男 1988年 1992年 野村證券副社長
2 飯田彬 1992年 1998年 日本貿易振興会理事
3 井川紀道 1998年 2004年 大蔵省国際金融局次長
4 大村由紀子 2004年 2008年 エイズ予防基金代表
5 小林いずみ 2008年 2013年 メリルリンチ日本証券社長
6 本田桂子 2013年 2019年 マッキンゼー・アンド・カンパニーアジア部門シニア・パートナー
7 俣野弘   2019年 現職 東銀リース常務執行役員

脚注

  1. ^ "History", Who We Are : History | Multilateral Investment Guarantee Agency | World Bank Group, Multilateral Investment Guarantee Agency.
  2. ^ 「私の履歴書 寺澤芳男(17)」 『日本経済新聞』 平成23年11月18日朝刊文化面
  3. ^ "About Us", About Us, World Bank Group, June 29, 2011.
  4. ^ 「世界銀行の概要」『Japan (日本語) - 世界銀行の概要世界銀行東京事務所

関連項目

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