世界銀行グループの機関
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「世界銀行グループ」の記事における「世界銀行グループの機関」の解説
世界銀行グループは、以下によって構成される。 国際復興開発銀行(IBRD);1944年に設立。ソブリン保証に基づいて債務融資を提供する。 国際金融公社(IFC);1956年に設立。主に民間部門に対して、ソブリン保証不要でさまざまな形態の融資を提供する。 国際開発協会(IDA);1960年に設立。通常、政府保証付きの譲許的融資(無利子ローンまたは助成金)を提供する。 投資紛争解決国際センター(ICSID);1965年に設立。政府と協力して投資リスクを軽減する活動を行う。 多数国間投資保証機関(MIGA);1988年に設立。主に民間部門に対して、政治的リスクを含む特定のリスクに対する保険を提供する。 「世界銀行」という用語は一般にIBRDとIDAのみを指すが、「世界銀行グループ」または「WBG」という用語は5つの機関すべてをまとめて指すときに使用する。 世界銀行研究所は世界銀行の能力開発部門であり、加盟国に学習プログラムその他の能力開発プログラムを提供する。 IBRDには189カ国が加盟し、その他の機関には153から184の国が参加している。世界銀行グループの機関はすべて、年に1回開催される理事会によって運営されている。各加盟国(通常はその国の財務大臣)はそこで総裁を任命する。世界銀行グループは、総務会から一定の権限を受任した25人の理事からなる理事会によって日々運営されている。各理事は、5大出資国(フランス・ドイツ・日本・英国・米国の場合)の各国による指名または複数の加盟国による選出に決められ、それぞれを代表する立場にある。 世界銀行の各機関には協定書が法的、制度的基盤としてすべての業務に適用される IFCとMIGAの活動には、それぞれ投資と保険を民間部門に提供することが含まれる。
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