外交事件とは? わかりやすく解説

外交事件

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/13 02:19 UTC 版)

外交特権」の記事における「外交事件」の解説

1973年8月 - 金大中事件が起こる。日本駐日本国大韓民国大使館金東コードネーム本名は金炳賛)一等書記官対し営利誘拐容疑出頭求めた外交特権を盾に拒否日本ペルソナ・ノン・グラータ発動1984年4月 - ロンドンの在英国リビア大使館英語版)は、大使館前で反カダフィ政権デモ行っていた群衆対しリビア大使館内より警告なしに自動小銃発砲。これによりイギリス警官Yvonne Joyce Fletcher死亡イギリスリビア断交した。本日まで犯人明らかにされていない2012年1月20日 - ドイツでは許可なしでの釣り禁止されているにも拘らず、駐ドイツ北朝鮮大使無許可釣りをしたが、外交特権により逮捕されなかった。 2013年12月12日 - ニューヨーク市インド副総領事デブヤニ・コブラガデ(女性当時39歳)が、家政婦ビザ査証)を巡って虚偽申請をした容疑逮捕され保釈金25ドル支払って釈放された。その際身体検査で服を脱がされ全裸にされたことにインド政府強く反発デリーの在インドアメリカ合衆国大使館英語版)の周辺警備ボイコットしジョン・ケリー国務長官が後に遺憾regret)の意を表明した2014年3月 - 駐日ガーナ特命全権大使、エドモンド・コフィ・アグベヌチェ・デー(英語版)による、東京都渋谷区内での闇カジノ開帳大使名義部屋賃貸借することで外交特権あるかのように装っていたが、外務省届け出がないために特権が効かず、捜査される。闇カジノ参加していた日本の民間10逮捕デー大使は、摘発直後警視庁保安課の事情聴取要請拒否して日本出国以後帰任していない。この問題では、福岡市でも大使名義賃借され部屋使って闇カジノ営業をしたとして、賭博店の元従業員日本人8人が、常習賭博容疑9月逮捕されている。 2020年11月19日警察庁参院外交防衛委員会で、外交官ナンバー車両駐車違反2019年1年間に約2600発生していたことを明らかにした。このうち75パーセント外交特権を盾に反則金納めていない(一般人納付率80パーセント超)。外務大臣茂木敏充は「違反事例があることは遺憾でありしっかり対応していきたい」とだけ述べた2021年4月日本政府外交官による車の駐車違反などの違反金の踏み倒し問題打開策として違反金を支払うまでガソリン税免税を受けさせない発表反則金未納のまま時効迎えた件数2018年度で3118件(4677万円)、2019年度は2736件(4104万円)に上る

※この「外交事件」の解説は、「外交特権」の解説の一部です。
「外交事件」を含む「外交特権」の記事については、「外交特権」の概要を参照ください。

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