堀江の冒険の記録
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1962年 : 小型ヨットで単独無寄港太平洋横断に成功する。日本出発は5月12日、米国到達は8月12日。『マーメイド号』、全長5.83m、水線長5.03m、幅2.00m、船体は合板製。 1964年 : 友人ら3名と共に自転車でアメリカを一周する(走行距離約2万km)。 1974年 : ヨットで西回り単独無寄港世界一周に成功する。『マーメイドIII号』、全長8.80m、水線長7.00m、幅2.80m、マスト高10.4m、船体はFRPコートした木製。 1975年 : 沖縄海洋博協会主催の第2回太平洋横断シングルハンド(1人乗り)レースで8艇中3位となる。『マーメイド号』、全長10.6m、幅3.5m、マスト高12.2m、船殻はアルミ合金製。 1982年 : ヨットで世界初の縦回り世界一周に成功する。全航程の8割近くを妻・衿子が同乗した。約4年を要した。『マーメイド号』、全長10.6m、幅3.5m、マスト高12.2m、船殻はアルミ合金製。 1985年 : 太陽電池によるソーラーボートで世界初のハワイ - 父島間の単独航海に成功する。『シクリナーク号』、全長8.98m、水線長6.30m、幅2.39m、船体はFRP製。 1989年 : 世界最小(全長2.80m)の外洋ヨットで単独太平洋横断(サンフランシスコ - 西宮)に成功する。『マーメイド号』、全長2.80m、幅1.85m、マスト高6.35m、船体はFRP製。 1992年 : 足漕ぎボートでは世界初のハワイ - 沖縄間の単独航海に成功する。『マーメイド号』、全長7.91m、水線長6.65m、幅1.76m、船体はFRP製。 1996年 : アルミ缶リサイクルのソーラーパワーボートで単独太平洋横断(エクアドル - 東京)に成功する。『MALT'Sマーメイド号』、全長9.5m、幅1.6m、船殻はアルミ合金製。エクアドル政府はこの航海の成功を讃え、翌1997年、ガラパゴス諸島の島と岬に「モルツマーメイド島」「堀江謙一船長岬」と命名した。 1999年 : ステンレス製生ビール樽528個とペットボトルのリサイクル素材を利用したリサイクルヨットで単独太平洋横断(サンフランシスコ - 明石海峡大橋)に成功する。『MALT'SマーメイドII号』、カタマラン(双胴船)、全長10.0m、船殻はステンレス製。『“20世紀最後の太平洋ひとりぼっち”航海』 2002年 : ウイスキー貯蔵樽材を再利用した『MALT'SマーメイドIII号』で単独太平洋横断(西宮 - サンフランシスコ)に成功する。これは1962年の太平洋横断から40周年を記念したもので、当時の航海を再現するため、ヨットも同じ大きさ(全長5.83m、水線長5.03m、幅2.00m、船体は合板製)であった。『”21世紀最初の太平洋ひとりぼっち”航海』 2004年 : 『SUNTORYマーメイド号』(全長13.1m、船殻はアルミ合金製)で東回り単独無寄港世界一周に挑戦、2005年6月、世界一周を達成する。 2008年 : 波浪推進船(ウエーブパワーボート)『SUNTORYマーメイドII号』(カタマラン(双胴船)、全長9.5m、船殻はアルミ合金製)で世界初のハワイ - 紀伊水道間の単独航海に挑戦し、同年7月4日に成功する。 2022年:小型ヨット『サントリーマーメイドIII号』(全⻑6.05m)で、アメリカ合衆国カリフォルニア州にあるゴールデン・ゲート・ブリッジ下から3月27日(現地時間26日朝)に出発、6月4日未明に和歌山県の日ノ御埼沖(紀伊水道)に到着し、世界最高齢での単独無寄港太平洋横断を達成した。
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