地上波全国中継
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 22:38 UTC 版)
「スーパーベースボール (テレビ朝日系列)」の記事における「地上波全国中継」の解説
番組送出・スコア表示・提供アナウンスは朝日放送テレビ制作分を除いてテレビ朝日から行われる。BS朝日は、地上波全国中継時はテレビ朝日側から送出されるものを双方向光回線を通じてそのまま流すが、BS単独放送時は提供アナウンスのみ独自に行う。 2020年12月現在は、全中継でハイビジョン制作 が行われているほか、テレビ朝日・BS朝日・朝日放送テレビ制作日には、地上波・BSと『sky・A sports+ HD』(スカパー!プレミアムサービス)において5.1chサラウンドステレオ放送を実施している。 また、テレビ朝日と朝日放送テレビ制作日には地上波とワンセグで連動データ放送も行われ、試合経過を随時確認することができるが、テレビ朝日と朝日放送テレビでデータ放送の内容やデザインが異なっている。BS朝日ではこれまでは行われていなかったが、2015年から2019年まで一部カードで独自に実施していた(主に対巨人戦)。 テレビ朝日制作分と朝日放送テレビ制作分(地上波の全国放送・関西ローカル放送およびsky・A sports+同時放送分を含む)ではリアルタイム字幕放送も実施される。 関西で開催のオールスターゲームについては、長らく毎日放送(腸捻転時代)→朝日放送テレビ主管制作で放送していたが、放映権が日本野球機構(NPB)主導での決定となり、放送局やスポンサーとの交渉に大手広告代理店が関与するようになった2011年以降、在京キー局との直接交渉となったためか、テレビ朝日主管制作(朝日放送テレビは制作協力団体扱い。実況アナウンサー・解説者・ゲストなど出演者の手配や番組のネットワーク送り出しもテレビ朝日が担当)に移行している。 中継日程の特徴として、金曜日の放送が少ないことが挙げられる。これは、長寿番組の『ドラえもん』と『クレヨンしんちゃん』、そして生放送の『ミュージックステーション』 がレギュラー番組として組まれている関係によるもの。 BSデジタル放送の開始以前には、対巨人戦以外のカード(ヤクルト・大洋・広島・西武・日本ハム主催)を平日の20時台に1時間(あるいは19時30分から1時間半)だけ中継するというパターンもあった。 2000年代後半以降の全国ネット中継は、ゴールデンタイムのレギュラー番組およびサッカー日本代表戦・世界水泳といった他競技の中継を優先する編成方針から、ナイターはオールスターゲーム・日本シリーズ・侍ジャパン戦、デーゲームは阪神対巨人戦(朝日放送テレビ制作)に限られている。 2020年のテレビ朝日系列における地上波全国中継は、新型コロナウイルスの感染拡大による影響でシーズンの開幕が6月19日に遅れた事で、オールスターゲームが初の開催中止となり、阪神対巨人戦(朝日放送テレビ制作)のデーゲームも編成上の都合で放送されなかった事から、レギュラーシーズンの中継は1試合も放送されなかった。その後日本シリーズの放送権を確保し、11月24日に『日本シリーズ第3戦・ソフトバンク対巨人』(福岡PayPayドーム)を全国ネットで放送した。 2021年6月20日には阪神対巨人戦(朝日放送テレビ制作)を地上波全国ネットで放送したが、テレビ朝日からは巨人ベンチリポート担当のアナウンサー・解説者などの制作要員派遣が行われなかったためか製作協力としてクレジットされず、表面上は朝日放送テレビ単独制作となっていた他、テーマ音楽も『Dancing With My Fingers』(関西ローカル中継で使用)を使用していた他、全国中継の終了後の延長対応は関西ローカルのみで行われ、BS朝日へのリレー中継は行われなかった。その一方で、球団公式映像を制作しているTigers-ai(阪神コンテンツリンク)が制作協力団体として参加したほか、ライブリッツの協力によりデータやAIを駆使した打撃動作などの解析・表示が試みられた。
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