2000年代後半以降
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/06 04:13 UTC 版)
短期大学数は特に2000年代以降急激に減り続け2014年(平成26年)には大学数781校、短期大学数352校と大差がついた。短期大学数の減少の原因として、ジャーナリストの白河桃子は「短大がもてはやされた当時、女性にとっては就職は結婚までの腰かけ程度であったが、例えば地域限定の事務職も四年制大学の仕事になるなどといった社会情勢の変化で、女子学生が就職に強い四年制大学を選択する傾向になっている」「短期大学は2年間のため学費が安い」ぐらいしか強みが無くなってしまったことや、少子化により四年制大学に入学するハードルが低くなっている」と指摘。早稲田大学教育学部特任教授の水原克敏は「短大が定員割れしていることで学力低下を招き、使い勝手が悪いとの印象がついている」「四年制大学出身者のほうが就職でもてはやされているのも、さらに志望者を減らす要因になっている」としている。 中でも工学・看護学系の分野が顕著に激減している。しかし、その大部分は4年制大学への改組であり、閉学となる場合はすでに同一学校法人が存在する場合がほとんどである。なお、大学への改組の際には校名もともに変更することが多いほか、女子短期大学からの改組の際においても同時に男女共学化する場合がある。
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