国際的な承認
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シリア国民連合に対しては11月11日にアメリカが支援を表明したものの、武器提供には慎重とされた。11月12日には湾岸協力会議(GCC)がシリアにおける正統な代表として承認した。同日にはアラブ連盟もシリア反体制派の正当な代表者と承認する声明を発表したが、イラクとアルジェリアはこの声明に対し保留を行った。11月13日には日本の外務省が、シリア国民連合の設立を歓迎するとの外務大臣談話を発表している。 11月13日にはフランスが主要国ではじめてシリア国民連合をシリアにおける唯一の正統な代表者として承認したのに続き、19日には欧州連合が承認、21日にはイギリスも正式に承認。12月11日にはアメリカがシリア国民の正式な代表と認定した。12月12日にモロッコのマラケシュで開催された、シリア反体制派を支援する有志国による会合「シリアの友人たち」の議長総括において、シリアの正統な代表組織と認定されるなど、国際的な承認が広がっていた。 一方、シリア国内では必ずしも支持が広がっているとはいえず、2013年10月には、80の反政府勢力が「シリア国民連合を反体制派の代表として認めない」との声明を発表している。和平協議の方針をめぐり、特に、シリア国民連合の主要組織の一つ、シリア国民評議会(英語版)に非難の矛先が向いている。しかし、シリア国民評議会も国民連合から離脱の意志を見せており、国民連合の求心力は急速に衰えた。実際に政府軍と戦っている戦闘部隊の意見が十分に反映されていないのが原因の一つとされる。
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国際的な承認
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中国を取り巻く諸外国は、パンダを中華人民共和国との関係を象徴する外交的なシンボルとして重要視している。2008年5月の、胡錦濤国家主席が日本を訪れている際に、中国政府は2頭のパンダを日本へ貸し付けることについての公式発表を行った。胡国家主席は福田康夫首相との会談の席で「ジャイアントパンダは日本人にとても人気があり、また日中友好のシンボルでもある」と述べた。パンダに対する扱いも、外交政策と連動している。例えば、1964年、パンダのロンドン動物園からソビエト連邦のモスクワへと移送するする案は、イギリス外務省に中ソ関係悪化の懸念を抱かせていた。2006年1月には、四川省を訪問していたアメリカのロバート・ゼーリック国務副長官は生後5ヶ月のパンダを抱きしめる写真を撮影された。この写真は中国メディアによって大々的に取り上げられ、ゼーリックが米中関係の改善を支持していることの表れであると解釈された。 2014年4月16日、中国政府は中馬国交樹立40周年を祝賀し、パンダのフーワ(中: 福娃)とフェンイー(中: 凤仪)をマレーシアに贈呈することを決定したが、マレーシア航空370便墜落事故を受けて、これは延期された。同年5月21日、パンダ2頭はクアラルンプール国際空港に到着し、マレーシア国立動物園(英語版)に納められた。 2018年、フィンランドは「一つの中国」政策への支持を表明し、2匹のジャイアントパンダの世話をすることに合意した。 2017年、中尼外交樹立60周年記念(英語版)の一環として、パンダのカイタオ(中: 彩陶)とフーチュン(中: 湖春)の2頭がインドネシアに贈られた。2頭はジャカルタに到着し、ボゴールにあるタマン・サファリ(英語版)に置かれた。
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