四十九院
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/13 17:09 UTC 版)
四十九院 夜路(しじゅうくいん よみち) 49の怪異を統べる夜の王。 少年の外見をしているが、左目が黒い。この左目は邪魅の隻眼と呼ばれ、見た物の物理法則を自在に変化させ攻撃することが出来る。 ノイクローネに日月の血を吸わせ、不死王の力を持って人間を駆逐し、ノイクローネが真に生きられる怪異だけの世界を作ることを願っている。 大正時代、賢人機関の討伐を受けた際に本部を含めた世界各地の支部の内60%を壊滅させ、その後の手出しを諦めさせている。 昭和初期、明寿やノイとともに日月館で暮らしたことがある。ここで明寿たちと関わることで、内面的に少し変化が見られたが、明寿の娘が病気で死にかけたことで生まれて初めて”恐怖”を感じる。それにより、自分よりも残酷な抗うことの敵わない『運命というもの』があることを知る。そこから、大切な人の死を恐れることから逃れるため、恐れるくらいなら壊してしまえばいいと考えるに至る。そのため、明寿とノイ、四十九院が一箇所に集まることを恐れた賢人機関が日月館の解体命令を出した際に、共に賢人機関と戦おうとした明寿を後ろから襲い、その血を以ってノイの封印を解く。しかし、ノイを守ろうとした明寿によって退けられる。 現代にノイが再び現れたことで、ノイの封印を解くために再び活動を始めるが、狗会の謀略により住んでいるビルごと爆破されて生死不明となる。 人間社会を利用し、いくつもの会社を経営していたため、豊富な資金力を持っていた。 恐神曇天(オソガミドンテン) 4門外が壹、朱盆(シュノボン) 巨躯で褐色の肌を持つ壮年男性の外見で夜路のボディーガード的存在。四十九院に忠実に従う。四十九院が経営する会社の業務の殆どを任されており、ブラックカードも持たされている。 実体は褐色の肌に白い髪の少女。巨躯は普段から装備している大鎧で、攻撃に特化した『汐招(シオマネキ)』形態に変形させて使用することも出来る。 四十九院がビルごと爆破された際に、満身創痍で脱出して日月館の住人に四十九院に起こったことを伝えた。意識を取り戻した後、明日に、明寿・ノイ・四十九院に起こった昭和初期の出来事を語る。 過去現在において起こった総ての災厄はノイが元凶であると考えており、ノイを殺したいほど憎んでいた。しかし、明日とのかかわりによって考えを改め、5号室の住人となる。 四十九院の身の回りの世話は大抵やっていたらしいが食事の支度については未経験だったらしく、嘲から料理を習う描写がある。 根が真面目な為、四十九院から赤ん坊に乳を与えろといわれて取り乱したり、嘲にだまされてヒラヒラの可愛いメイド姿にされてしまったりしている。 斑神ハロ(マダラガミハロ) 4門外が貳、幻視の怪異、影鰐(カゲワニ) ドレッドヘアで少年の外見をしている。 動きのクセ、呼吸、匂い、毛穴の数まで完全にコピーする『錯日(トロイ)』を使う。ノイに化けて明日の前に現れたが、発言の違和感からあっさり見破られてしまった。 恋神業火(コイガミゴウカ) 4門外が參、火盗魔(ヒトリマ) 太った中年女性の外見をしている。怪異を操ることが出来、瀬戸大将、土蜘蛛、脛擦を従えて、日月館に攻撃を仕掛けてきた。 恋神業火に意識を盗まれると所有物となってしまう。嘲を所有物とすべく病佗の毒をベースに調合した毒を使ったが、嘲の作戦により敗れる。
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