合掌造り家屋
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 09:58 UTC 版)
旧大戸家住宅(重要文化財) 旧所在地は大野郡白川郷御母衣村字上洞(現・大野郡白川村御母衣)。天保4年(1833年)から弘化3年(1846年)まで13年の歳月をかけて造営されたと、棟札に書かれている。釘やカスガイ類をまったく使わず、荒縄やネソなどで木材を固くしばり、組み立てられている。間口21m、奥行き12.3m、高さ13mと合掌造りでは最大級の規模を誇る。なお、衆議院議員・平沢勝栄氏の生家でもある。 旧伊並家 食堂 - 合掌茶屋として使用。 旧岩崎家 国の登録有形文化財 - 民俗資料館として使用。 江戸中期の建築で、本を伏せたような屋根の形である切妻造り茅葺。木造1階建てで屋根裏にも部屋がある。 富山県南砺市の五箇山から、1968年(昭和43年)に移築。白川郷の合掌造りは、屋根の三角部分が側面になる「平入り」であるが、この建物は三角部分が家の正面になる「妻入」で、五箇山の伝統的な合掌造りと言われている。 旧遠山家板倉(国の登録有形文化財) 1963年(昭和38年)に「旧遠山家住宅」(1971年(昭和46年)に重要文化財に指定)の倉を白川郷御母衣から移築。1810年に建てられた木造倉庫で、板で壁を二重にしているため板倉と呼ばれている。2階の床板と横木が1階の天井となっている「根太(ねだ)天井」で、養蚕農家の建築様式を伝えている。 旧大溝家 入場口、売店として使用など。 竹原文楽 昭和40年代に下呂町の下呂温泉合掌村で常設上演が始まった文楽。それまでは全国を巡回公演していた。100体の人形を一人で操るのが特徴。創作者、故洞奥一郎氏(下呂市宮地出身)が一代限りと後継者を作らず、現在は当時の資料が展示されている。記念館。 斐騨陶房 陶芸や陶器の絵付け、手びねりが体験できる体験工房。 漉倉 和紙で絵漉きが体験できる体験工房。 市倉 下呂地方の食が味わえる。岩魚やあまごの炭火焼きが有名。
※この「合掌造り家屋」の解説は、「下呂温泉合掌村」の解説の一部です。
「合掌造り家屋」を含む「下呂温泉合掌村」の記事については、「下呂温泉合掌村」の概要を参照ください。
- 合掌造り家屋のページへのリンク