各事業者の導入の歴史とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 各事業者の導入の歴史の意味・解説 

各事業者の導入の歴史

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 14:32 UTC 版)

乗車カード」の記事における「各事業者の導入の歴史」の解説

交通事業者によるプリペイドカードの例として、1985年当時日本国有鉄道国鉄)がオレンジカード発売したほか、他の交通事業者でも同様のカード発売された。これらは乗車カードではなく自動券売機投入して乗車券購入する金券方式プリペイドカード間接式)で、カードそのまま自動改札機投入することはできなかった。 路線バスにおける磁気バスカードは、@media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}1980年代以降均一運賃制の路線での導入例があったが[どこ?]、本格的かつ大規模な導入例としては、1988年5月9日神奈川中央交通導入した神奈中バスカード」が多区間運賃制では日本初のものであるシステム三陽電機製作所(現:レシップ)との共同開発で、のちのバス共通カードPASMO・Suicaにおけるバス利用特典サービスにも引き継がれるプレミアム割引付きであったその後バス共通カード統合され発行終了している。これを嚆矢として各地バス事業者バスカード導入進んだ詳細は「神奈川中央交通#多区間運賃制路線では日本初のバスカード導入」を参照1989年10月4日奈良交通磁気式バスカード導入。多区間運賃路線について導入したバスカード利用可能車両には、神奈川中央交通同様に丸い「バスカード」のマーク車両前面装着しており、このマークがある車両のみで利用できた。 1990年には、長崎自動車磁気式バスカード対応の自動精算運賃箱導入。翌1991年1月末までに全車設置完了した整理券印刷されバーコード運賃箱読み取りバスカードから差し引く方式である。 なお、神奈川中央交通長崎自動車バスカード導入にあたっては、運輸省から「昭和63年バス交通活性化補助」が交付されていた。バスカード導入補助対象になったのはこれらが日本初事例である。 鉄道事業者では、名古屋市交通局1988年3月1日に「リリーカード」を発売4月1日から名古屋市営地下鉄全線使用開始した。ただしリリーカード地下鉄乗車する際は、カード直接自動改札機投入することはできず、自動券売機リリーカード投入して切符購入する方式であったオレンジカードと同様)。翌1989年9月10日市営地下鉄桜通線開業同時に地下鉄回数券磁気カード化し回数券カードとなった。これが名古屋市営地下鉄では初となる、自動改札機直接投入できる磁気式乗車カードである。リリーカード利用名古屋市営バスにも拡大され1989年10月2日より基幹バス1号系統試験導入1991年10月1日には市営バス全線導入された。バスでは運賃箱磁気カードリーダー直接挿入して支払可能であった。翌1992年には名鉄バス共同運行する基幹バス2号系統で、リリーカード名古屋鉄道の「パノラマカード」の共通利用が可能となったその後1998年5月6日ストアードフェア方式ユリカ発売したため発行終了している。 また1989年12月には、遠州鉄道磁気式乗車カードETカード」がサービス開始した(ETは Entetsu Trafficの略)。ETカードリリーカード同様に当初鉄道のみであったが、1992年2月20日には遠鉄バスにも拡大された。リリーカード同じく鉄道では自動券売機切符購入しバスでは運賃箱直接挿入して運賃支払方式であった後述IC乗車カードEG1CARD(イージーワンカード)」(2002年試験導入2003年本格導入)および「ナイスパス」(2004年EG1CARDから移行する形で本格導入に伴い廃止されている。 1991年3月1日東日本旅客鉄道JR東日本)は、自動改札機直接投入できるストアードフェア方式イオカード山手線内の一部の駅で利用開始しその後首都圏の各駅に導入進めていった。 1991年10月には、新潟交通で「バスカード」のサービス開始された。同社ICカードバス乗車券りゅーと利用促進のため、2013年9月30日をもってサービス終了している。 1992年3月16日福島交通福島支社管内路線バスで磁気式バスカードシステム導入し福島市中心部特定路線運用される専用中型車磁気式バスカード利用が可能となった2001年郡山支社管内バスICカード導入された後も併存していたが、新バスICカードNORUCA」に代替され2010年廃止されている。

※この「各事業者の導入の歴史」の解説は、「乗車カード」の解説の一部です。
「各事業者の導入の歴史」を含む「乗車カード」の記事については、「乗車カード」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「各事業者の導入の歴史」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「各事業者の導入の歴史」の関連用語

各事業者の導入の歴史のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



各事業者の導入の歴史のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの乗車カード (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS