神奈中バスカード
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/02 16:39 UTC 版)
1988年(昭和63年)、神奈川中央交通(以降、神奈中とする)が多区間運賃制の路線バスとして日本初のバスカードである「神奈中バスカード」の導入を開始、1990年(平成2年)3月までに全ての一般路線バス車両(約2,000台)へ導入を完了した。 詳細は「神奈川中央交通#多区間運賃制路線では日本初のバスカード導入」を参照 このカード自体は現在のバス共通カードとはシステム上の関連がないが、発売額に上乗せされたプレミアム(1000円券で100円、3000円券で360円、5000円券で850円)は、バス共通カードや、後のPASMO・Suicaにおける「バス特典利用サービス」に引き継がれている(現在も発売されている紙券の「神奈中回数券」も同額)。 詳細は「PASMO#バス利用特典サービス」を参照 このバスカードを導入した神奈中の営業エリアは、神奈川県央を中心に東京都南多摩地域まで広域に及ぶものの、エリアのほとんどは神奈中の独占地域であったため、比較的早くに神奈中バスカードが普及した。一方で横浜市内や湘南地区では、横浜市営バス・江ノ島電鉄など他社局との共管路線や競合路線も多く存在しており、当然ながら「神奈中バスカード」はそれら他社局の運行便・路線では使用ができなかった。
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