各仏教宗派の教学
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 10:35 UTC 版)
仏教界においては、宗派にもよるがちょうど八幡神(やはた/ハチマン)のように「てんしょうだいじん」と音読みで読まれることが多い。 真言宗 真言宗では天照大神を大日如来の化身と見ていた(詳しくは両部神道の項へ) 日蓮宗・法華宗 日蓮は御書の中で自身の出身地である安房国長狭郡(現在の千葉県鴨川市の大半)を、天照大神の日本第一の御厨(東条御厨)であると記している。日蓮は天照大神と八幡大菩薩を日本の法華経守護の善神の筆頭とし十界曼荼羅に勧請しており、その本地を釈迦牟尼仏だとしている。現在でも日蓮宗・法華宗の寺院では三十番神の一柱として天照大神が祀られている姿が見られる。 昭和になると日蓮宗・法華宗各派は、日蓮が御書にて天照大神を帝釈天や梵天などのインドの神と比べて「小神」と呼んだこと、「天照大神」という文字が十界曼荼羅の中で鬼子母神や八大龍王などよりも下に書かれていることなどが問題視され、法華宗が不敬罪で訴えられる事件となった。
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