古市駅 - 橿原神宮前駅間とは? わかりやすく解説

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古市駅 - 橿原神宮前駅間

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 18:08 UTC 版)

近鉄南大阪線」の記事における「古市駅 - 橿原神宮前駅間」の解説

本線支線分岐駅では、本線まっすぐに進み支線分かれていくのが通例だが、古市駅においては支線長野線がまっすぐ南下して南大阪線の方が左へカーブする。これは先述した道明寺駅場合事情は全く同じで、先に柏原駅 - 道明寺駅 - 古市駅 - 河内長野駅間のルート開通し、後から南大阪線線路開通していったためである。 長野線分かれる左手には古市住宅地が、右手には台地の崖が連なるほどなく線路石川を渡るが、石川を境に風景一気に変わる。田園広がる中に工業団地住宅点在するのが見え線路ゆるやかに右へカーブし駒ヶ谷駅に至る。この駅の左手には梅酒メーカーチョーヤ梅酒本社がある。駒ヶ谷の住宅地抜けると周辺広大なブドウ畑水田などが広がり左手国道166号竹内街道)が並行する右手南阪奈道路が近づいてくると上ノ太子駅である。この駅は鉄道駅存在しない太子町玄関口役割をなし、当駅から太子町市街地住宅地へ向かうバス発着している。 上ノ太子出てほどなく線路国道166号竹内街道)と踏切交差し山裾を縫うように蛇行して走り4km以上に亘る33.3‰の連続上り勾配にかかる。蛇行のために南阪奈道路2度アンダーパスし、線路羽曳野市から太子町に入る(しかし先述した通り太子町内には駅がなく、あくまでも南大阪線太子町通過するのみである)。そこからしばらくは右手奈良県道・大阪府道703号香芝太子線並行する状況が続くが、この道路は途中で線路を跨いで左手側に移る。この線路を跨ぐ場所が穴虫峠であり、大阪府奈良県府県境にあたる。山岳を貫くトンネル通らず大阪府奈良県府県境越えるのも、この路線の特徴一つである。 奈良県香芝市に入ると左手見え県道703号は国道165号合流し大和高田バイパス国道165号バイパス)と側道従来国道165号)に分かれ南大阪線バイパス潜り国道165号並行するここから先はしばらく二上山の裾を沿うように走るため、右手方向には二上山フタコブラクダ状の稜線美しく見える。この間二上山駅二上神社口駅当麻寺駅通り線路葛城市に移る。この区間の山以外の風景においては、駅の前後住宅密集しているほかは、広大な田畑広がりのどかである。 なお、二上山のふもとは當麻寺当麻寺)をはじめ牡丹の名所となっている地が多くあり、二上神社口当麻寺の両駅は牡丹見ごろになると一部急行臨時停車する。 当麻寺駅から磐城駅にかけてはほぼ直線進み磐城駅を過ぎると再び国道166号踏切交差してゆるやかに左へカーブする。このあたりから住宅の数が増えてきて、ほどなく尺土駅に至る。尺土駅御所線との分岐駅であるとともに緩急接続可能駅であり、さらに大阪阿部野橋から最初特急全列車停車駅でもあるため、終日にわたり準急(この区間各駅停車)・普通と急行特急との接続が行われている。 尺土駅出て御所線が右へ分かれると、再び田園風景広がり大和高田市に入る。田園風景はつかの間で急速に建物の数が増え高田市街地移っていく。次第線路高架上り高田市駅に至る。高田市駅南大阪線における大和高田市中心駅であるが、大阪線大和高田駅JR高田駅には広大な駅前広場があるのに対し高田市駅前は2車線片側1車線)の国道166号バイパス)にバス乗り場兼ねたロータリー申し訳程度設置されているのみで、線路道路ぎりぎりまで所狭しと建物密集している。 高田市を出ると線路ゆるやかに右へカーブを切り、JR和歌山線を跨いでほどなく高架から地上区間下りる。しばらくは住宅地を進むが、徐々に住宅間隔空き畑が目立つようになる今度ゆるやかに左へカーブし浮孔駅に至る。そこから少し進むと国道24号大和高田バイパス潜り橿原市に入る。そして、京奈和自動車道橿原高田インターチェンジ高架下潜り通り水田地帯抜け住宅地が迫ると坊城駅となり、さらに線路南東直進する坊城住宅地抜けると再び広い田園地帯入り左手には大和三山一つ畝傍山橿原神宮を包む森林見えてきて、畝傍山の裾に入ると橿原神宮西口駅に至る。線路左手橿原神宮森林右手奈良芸術短期大学などの学校群住宅街眺め大きく右へカーブして橿原線との接続駅である橿原神宮前駅達する。南大阪線としてはこの駅が終点であり、この駅で折り返す列車多くあるが、線路この先続いて吉野線となっており、急行特急大半吉野線直通して吉野駅まで運転される

※この「古市駅 - 橿原神宮前駅間」の解説は、「近鉄南大阪線」の解説の一部です。
「古市駅 - 橿原神宮前駅間」を含む「近鉄南大阪線」の記事については、「近鉄南大阪線」の概要を参照ください。

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