北条氏との関係とは? わかりやすく解説

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北条氏との関係

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 18:14 UTC 版)

足利氏」の記事における「北条氏との関係」の解説

詳細は「北条氏#北条氏による一字付与について」を参照 鎌倉期嫡流家の歴代当主の諱は北条氏得宗家当主偏諱通字の「氏」で構成されており、具体的には、泰氏が外祖父北条泰時、頼氏が北条時頼、貞氏が北条貞時、貞氏の三人の息子高義高氏高国)が北条高時からそれぞれ偏諱受けたまた、義兼が頼朝の妻北条政子同母妹である北条時子を妻に迎えたのをはじめとして代々北条氏縁戚関係結んでいた。具体的には、義氏は北条泰時の娘を、泰氏は北条時氏の娘を、頼氏は佐介時盛の娘を、家時は常盤時茂の娘を、貞氏は金沢顕時の娘・釈迦堂殿を、高氏赤橋久時の娘・登子を、それぞれ正室迎えたこのように足利氏歴代当主は、代々北条氏一門女性正室迎えその間生まれた子が嫡子となり、たとえその子より年長の子(兄)が何人あっても、彼らは皆庶子として扱われ家を継ぐことができないという決まりがあったが、正室北条時盛の娘)が子を生む前に早世した頼氏の跡は、その庶子であった家時(貞氏の父、母は上杉重房の娘)が家督継いだ。家時に「氏」が付かないのはこのためあるようだが、代わりに用いられ「時」の字は北条氏通字であり、やはり北条氏から偏諱受けたのであるとみられる。 貞氏(家時の子)の長男足利高義の名にも「氏」が用いられておらず、2文字目に清和源氏通字である「義」の字が使われている背景にはこの当時足利氏北条得宗家良好な関係の象徴であり、得宗家足利氏将軍および得宗家への忠節引換に「源氏嫡流」として認められたとする見方がある(→「門葉」)。しかしこの高義早世したので、家時の時と同じように、庶子であった次男高氏尊氏)が最終的に足利氏宗家継いだのであるちなみに、泰氏の父・義氏の「義」の字に関して同様の考え北条義時から賜った考えることもできなくはないが、それについては現状研究では言及されておらず、ひとまず前述清和源氏より続く、義氏までの足利氏通字とみなすのが良い思われる

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北条氏との関係

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/04 07:18 UTC 版)

吉良頼康」の記事における「北条氏との関係」の解説

頼康は北条氏に従っていたものの、足利将軍家御一家であり家格高かったため、家臣ではなく食客として扱われた。北条氏からは諸役免除され吉良家独自の印判用いることが認められていたこと、また氏康からの一字拝領偏諱ではなく、下の一字与えられていることからも、特別な待遇与えられていたことがわかる。 ただし、北条氏家格向上、勢力拡大に伴い次第状況変わってくる。弘治年間頃より、北条氏康直接吉良家家臣命令を下す事例見られるようになり、次第吉良家家臣団解体が進む。さらに頼康の跡を次いだ氏朝の代には吉良家自体北条家家臣として取り込まれ軍役などに応じるようになっていった。ただし、これについては、吉良氏家臣団は両属化はしたものの、最後まで完全な北条氏家臣組み入れられ訳ではない、とする異論もある。 なお、頼康が養子迎えて家督譲った吉良氏朝遠江今川氏堀越六郎と崎姫(北条氏綱の娘)の間の子であったまた、頼康の妻も氏綱の娘(崎姫の姉妹)であるため、頼康にとって氏朝は義理の甥にあたる。これについて、母方北条氏であることを重視して北条氏吉良氏強制介入して換骨奪胎していった」とする荻野三七郎や「北条氏吉良氏権威克服して吉良氏所領家臣北条氏領国編入していった」とする黒田基樹評価があることに対し父方吉良氏支族である遠江今川氏堀越氏であることを重視して足利氏連なる権威貴種温存を図るとともに吉良氏関東広く持った地域的なネットワーク武家故実始めとする文化儀礼維持継承期待されていた」とする谷口雄太評価もある。

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