武家故実
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/20 08:48 UTC 版)
平安時代には、武人の故実(武官故実)は、紀氏と伴氏が伝えていたが、武士の台頭とともに衰えた。 鎌倉時代には、源頼朝が故実に通じた武士を重んじ、故実の復元を図っている。以降、京都から断片的に流入した武官故実と関東在来の武士の慣習が合わさって、武家故実が体系化されていった。武家故実の中でも弓馬や軍陣における実践的な故実と幕府や主君の前における儀礼や作法などの故実が存在したが、戦法の変化によって前者は形式的なものになったのに対して、後者は公家故実とも融合して、室町時代に小笠原流や伊勢流が生まれた。
※この「武家故実」の解説は、「有職故実」の解説の一部です。
「武家故実」を含む「有職故実」の記事については、「有職故実」の概要を参照ください。
- 武家故実のページへのリンク