勇者アモン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 04:17 UTC 版)
獣魔族(ベスティア)に属する悪魔族。アキラの体を乗っ取って地上に現れた。人間を餌としか考えておらず、接触者(サモナー)であるミキを喰おうとするがアキラの意識に阻まれ、以後ミキを守ることになってしまう。だがミキを守っていくうちに、彼自身も正義や愛情といったものを学び始め、東大寺やニクス、デビルマン軍団とも友情を結んでいく。その一方、自分がアキラを乗っ取ったアモンであることでミキを騙しているという自責の念に苛まれる。だがミキと結ばれたことで、彼女の平和な暮らしを守るためにデーモンを裏切って皆殺しにするまで戦う覚悟を決める。
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勇者アモン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 23:59 UTC 版)
明と合体する前のデーモンの1人でデーモン族の勇者。「地獄の野獣」の異名を持つ強力なデーモンである。強力な力を持っていたものの、この時点では悪魔王ゼノンにかなりの恐れを抱いていたようである。本編の描写と後年の作品によるとゼノンやサイコジェニーを除けば最強のデーモンであり、戦闘力はザンやその他の魔将軍を凌いでいたが、協調性と統率力がなかったため魔将軍にはなれなかった。異名やシレーヌの回想によると、いわゆる一匹狼タイプだった模様。ただし、終盤で明と合体して意識を乗っ取られたアモンに対してゼノンが「勇者アモンを犠牲にしてまで」と惜しむ発言をしている。 漫画版のアモンは『永井豪の悪魔辞典』によると、1体のデーモンがヤギとコウモリなどの生物と合体して誕生したとされている。名前の由来は同名の悪魔アモン。 漫画版 漫画版『デビルマン』では、明との合体により、その意識は明の強靱な意志に抑え込まれて表には出なかったが、その記憶や戦闘本能は次第に明に受け継がれていく。『新デビルマン』では一度だけ自身の意識を取り戻しかけたが、了の妨害により未遂に終わっている。 漫画版での姿は不明(「豪華愛蔵版」にてシルエットが描かれた)だが、フューチャーモデルズのフィギュアなどによるとデビルマンに近い姿をしており、体がデビルマンよりも大型でやや前屈みの姿勢で両腕が異様に長いのが特徴。その精神は明の中で眠りについていたが、明の死と共に命を落とす。 小説版 小説版『真・デビルマン』では、シレーヌの妹である「妖姫」イフェメラと恋仲であったことが描かれている。 あるデーモンがアモンを倒そうとイフェメラを人質にした際にアモンがイフェメラを見捨て、そのデーモン諸共に焼き殺したことで、シレーヌがアモンを狙う動機の1つになっている。 OVA『CBキャラ 永井豪ワールド』 OVA『CBキャラ 永井豪ワールド』では、テレビアニメ版のデビルマンによく似た姿をしている。このとき、不動明に屈強のデーモンの身体と能力を与えるために、魂の中核を抜き取られ、サイコジェニーに操られて明と合体したことが明かされた。シレーヌとは恋人同士であるが、ギャグ作品であるためスケベな性格で「そのほうが綺麗」だと煽ててシレーヌをほぼ全裸の格好のままにさせている。魂の中核はサイコジェニーの独断でカイムに入れられてしまい、カイムがシレーヌを愛することとなる。 AMON デビルマン黙示録(漫画) 『AMON デビルマン黙示録』では、複数の「アモン」が登場している。「神」が造った最初のデーモン。あまりにも強い力を持っていたために神によって天に封印される。 シレーヌ族出身だが男だった上に人間とほぼ変わらない姿をした“裸のデーモン”が上記の封印されたアモンの力を受け継いだ者。 不動明と合体した際に、明に精神支配されるが、美樹が暴徒に殺害され、明が絶望したことによって、逆に明の体を乗っ取って復活する。自分を「ちっぽけな人間」に封じ込めたサタンを倒すことを行動原理としており、そのために人間やデビルマン、デーモンですら巻き添えにしても意に介さない。ただし完全に明の意識から自由というわけでもなく、明の仲間であるドス六、メリケン錠、ミーコは無意識のうちに助けている。 AMON デビルマン黙示録(OVA) OVA版では筋肉質で大柄な姿をしており、鬼のような姿をしている。また、体表も赤くなっている。美樹を殺害されて明の精神力が弱くなったため、明の体を乗っ取って復活した。明を逆吸収しているため、デビルマンと同等の戦力を持つ。デビルマン、デーモン族、人間を全て敵に回して暴走するが、精神世界内でデビルマンに敗北し、再びデビルマンとなる。 デーモン本来の残酷な性格で、自分に刃向かうデーモンや、明の部下である少女デビルマン・ユミを生きたまま貪り食い、愉悦に浸る。 スピンオフ作品『闘神デビルマン』 デーモン族最高幹部「四天魔」の一角。弱者を食い物にする同胞と異なり、命を賭けた戦いを好む。それゆえ、当初は人間を「戦う価値のない弱者」とみなしていたが、同作品の主人公・神代慶を通じて興味を抱く。融合も、慶の強い闘志に見合う強い力があったら何をするかと興味を持った彼が自ら行っている。 慶とは共生関係にあり、自我は封印されていない。慶の食べた食事が彼の空腹も満たすため、慶の手足を操って食事量を増やそうとするお茶目なところがある。 姿は原作漫画版デビルマンとほぼ同じである。
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