内モンゴル自治政府
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1947年、中国北東部で成立した内モンゴル自治政府は、連邦制度の下で自治実現を目指した。 1947年10月の内蒙自治報の記事では、次のように述べられている。 「 内モンゴルの革命は三段階に分けられる。最初は自治運動の段階で、自治政府が設立される前、次は内モンゴル自治政府設立の段階、最後は将来の「自由な連邦」の段階である。...内モンゴルの人々が同意すれば、漢民族および他の少数民族の連合である「中華連邦共和国」に基づいて、中央政府を形成できる。 」 また自治政府の「政府網領」の規定の中でも、次のように記載されている: 「 内モンゴル自治政府は、内モンゴル全てのモンゴル民族によって内モンゴルの高度な自治を実行する民主的な政府である。中国の自治区は中華民国の一部であり、内モンゴル自治政府はモンゴル人民の土地所有権を完全に保護し、牧草地を保護しています。...漢人とモンゴル人の土地関係を合理的に解決、賃料の減額、増資、相互扶助活動を実施し、人民の経済生活を改善する。また独自の土地政策と独立通貨を発行する権利を有する。。内モンゴル自治政府設立前、ウランフは地方憲法、郷土防衛隊、国家正規軍の中に少数民族などで構成された軍団を組織する権利を有した。 」 自治政府は高度な自治を実行するため、次の指標を掲げた。 土地の所有権を有する。モンゴル自治政府政策綱領では「モンゴル国土の完全性が保護され、牧草地を保護し、自治地域の他民族地の既存権利を保護する。」と明確に規定されている。モンゴル人は土地を私有化せず、貴族及び平民の共有であり、綱領には「総有権(土地は公有や国有ではなく、モンゴル民族全体で所有する)」という用語が登場する。 自治地方軍隊を有し、部隊名は「内モンゴル人民自衛軍」とする。 「綱領」には次のように規定された。「内モンゴル人民自衛軍を発展させ、人民自衛軍は国民に忠誠心を持ち、国民に忠誠心を持ち、政府を支援しなければなならない...」 政府旗を有する。自治政府は独自の旗を掲げた。政府旗は赤、青、赤の横3色で構成され、青の中央には十字の鍬と鞭があり、その上に紅の星がデザインされている。鍬はモンゴルの農民(他民族の農民を含む)を表し、鞭はモンゴルの遊牧民を表す。赤は革命を、青はモンゴル人を象徴している。紅の星は内モンゴル人民革命党を前身とする内モンゴル共産党作業委員会を表している。
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