他者との関係性
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 16:46 UTC 版)
「ドクター・エッグマン」の記事における「他者との関係性」の解説
エッグマンの仲間は当人以外、全て自律型のマシンであり、ベクターからは「友達が少ないんじゃないか」と言われた事がある。 実際、交友関係はゲーム本編においてほとんど描写されていない。強いて挙げるのであればシャドウと長らく行動をともにした期間があるぐらいであり、彼が初登場した『ソニック アドベンチャー2』以降は、ほとんどのシリーズにおいてエッグマンの指揮下で長期間行動しているシリーズはなく、基本的には中立的な立場である。他にルージュも条件によっては彼と手を組むこともある。部下のメタルソニックは基本的にエッグマンの命令には忠実で、『マリオ&ソニック』シリーズでは彼を信頼している描写がある。 逆にビジネス的な人脈はあるのか、『ソニックフォース』では腕利きの傭兵団を雇って研究所の防衛をさせていた。 『ソニック ワールドアドベンチャー』以降は明確な意識を持った側近的なメカが登場するようになった。初登場した球体型の部下は皮肉屋で、言動がとても反抗的だった。『ソニック カラーズ』でオーボット・キューボットの二種類の側近メカが登場するが、こちらもエッグマンの期待通りの部下とは言えず、計画が達成に近づいていた際に「もうすぐ馬鹿どもともおさらば」という思いを抱いていたが、『マリオ&ソニック AT ロンドンオリンピック』、『ソニック ロストワールド』などでも引き続き部下として登場し、憎まれ口を叩き合いながらも一緒に行動している。 また、いつも敵対しているソニックのことを「永遠の宿敵」、「終生のライバル」などと言っているが、当のソニックは退屈しのぎの遊び相手程度にしか思っていない。ソニックのことは作中でも敵視し、「あの世に送ってやる」、「ここが貴様の墓場だ」などと発言しており、『ソニック フリーライダーズ』の説明でもソニック達を亡き者にしようとしていると説明させているが、実際は「やはり生きておったか」などとソニックの力を認めるなど、妙な信頼を抱いている面も見られ、上記のように命を奪うようなことはせず、『ソニック・ザ・ヘッジホッグ (2006年のゲーム)』でソニックがメフィレスに殺害された際には、横たわる彼をみて悲痛な表情を浮かべていた。 シリーズを重ねるごとに彼のことを憎からずも思っているとされる場面も見られ、ソニックと戦うことが楽しみになったのか、わざわざ挑戦状をたたきつける行動を取るようになった。共通の敵に遭遇した時は裏切ることなく手を組み、共闘することもある。『ソニック カラーズ』ではその事を部下のキューボットに指摘され、一度は「好きでかまっていると思っているのか!?」と否定したが、「違うの?」と聞き返されて真剣に考えこむ姿も見られた。 ソニック自身も周囲の仲間とは違い、嫌ってはおらず彼に対しては一定の信頼に近い感情を抱く描写がアニメや一部の作品で見られる。こうした関係から時には共通の敵を前に裏切ることなく共闘することもある。ただし、大きな事件にエッグマンの姿を見つけるとさすがの彼もすぐにエッグマンを疑い、『ソニックと秘密のリング』ではよく似た人物をエッグマンと勘違いして危害を加えそうになった。また『ソニックカラーズ』以降からは他の仲間同様、快く思わない態度を見せており、アニメ版『ソニックトゥーン』では悪意を込めて「エッグヘッド」というニックネームで呼んでいる。一方で後年に登場した『チームソニックレーシング』では悪巧みを止めようとしつつも彼の無茶苦茶な屁理屈を聞きながらも付き合ってあげたり、『マリオ&ソニック AT 東京オリンピック2020』で意地を張るエッグマン達に「今は争っている場合じゃない」と彼らを説得し、共同するなど一部の作品では以前のように敵である彼に優しく接している。 テイルスも『ソニックワールドアドベンチャー』では多少だが彼を信頼している節を見せているも、『ソニック ロストワールド』では「仲良くなるなんて絶対無理」と言われているシーンがあるなどより不仲に描かれているが『マリオ&ソニック AT ソチオリンピック』のオールスターチャレンジロードを制覇するとテイルスと手を取りながら優勝した喜びを分ち合う描写があり、お互い自覚はないが気が合う部分がある様子。 『マリオ&ソニック』シリーズではクッパと手を組み、自分達のオリンピックを作ろうと企む姿が見られ、Wii版マリオ&ソニック AT バンクーバーオリンピックのショッピングではクッパと仲良く会話する場面も見られる。オープニングでもワリオと共同でマリオとソニックの邪魔をしようとするなど他の悪役に協力する場面が見られた。さらにDS版のアドベンチャーツアーズでもクッパとともに行動し、悪事の限りを尽くす。同作の最後では「その赤い帽子、見ているだけでムカムカするわい」とマリオのことも敵視するようになった描写がある。その後悔しさのあまり、クッパやメタルソニック達とともにマリオとソニック達の後をこっそりついていくも、ソニック達は案の定気づいていた。 3DS版『マリオ&ソニック AT ロンドンオリンピック』のエピソードモードでも再びクッパと手を組み、正式な選手にもかかわらず招待状が届かなかったため、「ソニック達が実力者の自分達を除け者にして楽しむ気だな」と激怒し、ワリオから戦利品でもらった霧の壷でオリンピックを中止にしようと企む。その後お互い真相を知り、招待状がなくなった件も二人に同情したマリオとソニックの説得で和解し、クッパと共にオリンピックを楽しむ。この作品でソニックもエッグマンを手のかかる悪友として大事に思っていることが分かる。前日談の外伝ではメタルソニックの改造に奮闘していた。この作品ではエッグマンとクッパが名前を呼び合う場面もあり、このことからクッパとは近年友好関係にあるとされ、短気な彼を宥める冷静さを見ており、『マリオ&ソニック AT 東京オリンピック2020』では珍しく揉める場面もあるもお互いフォローしあったり、励まし合っている。
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