人種、言語、年齢層
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 16:39 UTC 版)
2010年時点で、ジョージア州の人種的な構成は次のとおりだった。 55.9% ヒスパニック以外の白人(ヒスパニックを含めれば59.7%) 30.5% 黒人 3.2% アジア人 0.3% インディアン 2.1% 混血 4.0% その他の人種 8.8% ヒスパニック(人種によらない) 2011年時点で1歳未満人口の58.8%は少数民族だった。 州内で2000年に申告された祖先による構成比は以下の通りだった。 10.8% アメリカ人(大半はイギリス系子孫) 8.9% イギリス系 8.2% ドイツ系 1980年の国勢調査では、州民の40%がイギリス系の子孫と申告しており、当時は最大の民族集団だった。今日ではその中の多くの人が「アメリカ人」と答えており、実際にはイギリス系やスコットランド・アイルランド系であっても、アメリカに来てからの年月が長くなったために、単純にアメリカ人と答えるか、あるいは実際の先祖を知らないのかである。 2005年時点で5歳以上の州民の90%は家庭で英語を話し、5.6%がスペイン語を話している。第3位はフランス語で0.9%、ドイツ語0.8%、ベトナム語0.6%と続いている。2004年時点で5歳未満の構成比が7.7%、18歳未満が26.4%、65歳以上が9.6%だった。高齢化率(65歳以上の人口比率)は2008年時点で10.1%であり、国内では3番目に若い州となっている。やはり2004年時点で女性が50.6%、アフリカ系アメリカ人が29.6%だった。 昔から州人口の約半数はアフリカ系アメリカ人であり、南北戦争前はほとんど全員が奴隷だった。20世紀に入って1914年から1970年の間に、北部工業地帯へ黒人の大移動が起こり、人口比率が減少した。 アジア系の人口増加率も国内第2位であり、1990年から2000年の10年間で2倍以上になった。さらにアフリカ系アメリカ人比率では国内第3位(ミシシッピ州とルイジアナ州に次ぐ)、絶対数でも第3位(ニューヨーク州とフロリダ州に次ぐ)である。2006年から2007年までにアフリカ系アメリカ人は84,000人増加しており、国内最大だった。 植民地時代に山岳や台地にはスコットランド系、イングランド系、スコットランド・アイルランド系が多く入り、海岸部にはイングランド系やアフリカ系が多く入ったことで、食品、言語、音楽に強い影響を与えてきた。18世紀の海岸部に、米を栽培する西アフリカから繰り返し輸入されたアフリカ系アメリカ人が集中したことで、低地アフリカ人の間でガラ・ギーチー言語と文化が発展した。アフリカの食料、宗教、文化の伝統を継承した特徴ある遺産を共有し、地域を越えて広がっているものもある。南部文化がクレオール化する中で、その料理は低地部南部の料理全てと一体化している。
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