交友・他の漫画家との関係
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/27 09:08 UTC 版)
「久米田康治」の記事における「交友・他の漫画家との関係」の解説
『週刊少年サンデー』に連載していたころは、自分の作品で他の漫画家やその作品をネタに用いることがしばしば見られ、あだち充、藤田和日郎、青山剛昌、村枝賢一、椎名高志、北崎拓、猪熊しのぶ、万乗大智といった同業の面々を茶化した描写があった。特に北崎拓については、当時の久米田の作品、『行け!!南国アイスホッケー部』が完全にシモネタ中心になっていたのに対し、北崎の作品が純愛物であった為、自らの作風との対比として頻繁に作中でいじられた。藤田は『改蔵』で接待を受ける漫画家として登場している。マガジン転籍後も『名探偵コナン』ネタは使われている。また逆に椎名は『GS美神 極楽大作戦!!』で、横島に「はーん」(『行け!!南国アイスホッケー部』の主人公・蘭堂月斗の口癖)と叫ばせ、『絶対可憐チルドレン』で袴姿の薫に「絶望したー」と言わせる絶望先生ネタを披露している。 高橋留美子とは『週刊少年サンデー』の巻末コメントで、「一緒に歌舞伎を観に行きました」「また行きましょう、久米田先生」などとやり取りするなどプライベートで行動を共にしている仲で、高橋は久米田の生前葬にも参列した。久米田は高橋に『らんま1/2』の人気キャラ「八宝斎」を自身の作中に登場させて欲しいとねだったことがある。『さよなら絶望先生』アニメ(一期)第7話において、放送後の恒例となっているエンドカードを高橋が担当している。 『週刊少年サンデー』にて『ハヤテのごとく!』を連載していた畑健二郎は久米田の元アシスタントで、アシスタント時代から時折久米田の漫画にもゲスト出演していた。久米田が『週刊少年マガジン』に移籍し、畑が独立した現在でも2人の交流は続いており、WEBサンデーにある「まんが家BACK STAGE」の『ハヤテのごとく!』コーナーに度々登場しているほか、『俗・さよなら絶望先生』の第5話では畑がエンドカードを担当した。一方『ハヤテのごとく!』劇中にも久米田をモデルとした漫画家が登場している。また、その際は「師匠」と呼ばれている。『サンデー』誌上で行われた『ハヤテのごとく!』のキャラクター人気投票にて作者・畑(21位)よりも順位が上の14位(得票数は畑の3倍以上、職業欄に「ニート」と書いた人のみの集計では1位)に入り自虐的なコメントを残した。畑は、久米田の漫画賞授賞式や生前葬にはサイン会などによる多忙により参加できなかった。また、スケジュールの都合で『ハヤテのごとく!(第二期)』のアフレコに参加できない畑が『懺・さよなら絶望先生』のアフレコに参加して声優のサインを集めたことも紙ブログでネタにされている。また、畑が『週刊少年サンデー』で『トニカクカワイイ』を連載開始したときと、久米田が『週刊少年サンデー』で『シブヤニアファミリー』を連載開始したときで、お互いそのことをネタにした漫画をそれぞれ『週刊少年サンデー』に掲載している。 『週刊少年サンデー』時代から赤松健とのやり取りがあった。『改蔵』や『絶望先生』で赤松の『ラブひな』や『魔法先生ネギま!』をネタにし、後日、赤松が公式サイトの日記で「久米田の野郎」と発言した。後に赤松はこの発言を、敵意ではなくジョークであり、「もっと弄ってくれ」の意であると弁解している。『改蔵』が第25回講談社漫画賞少年部門にノミネートされたものの、受賞したのは『ラブひな』であったことも『改蔵』でネタにされた(その後、『絶望先生』が第31回の同賞を受賞した)。2007年現在は赤松と共に週刊少年マガジンで連載を持つが、実は面識はないという(毎年恒例となっているエイプリルフールのネタで、講談社内で会っているという日記を書いた程)。また赤松が公式サイト2007年10月9日の日記において「何か久米田の野郎が、やっぱりウチのビルの近辺に生息しているらしく、雑誌『オトナアニメ』のインタビュー記事で、『赤松スタジオは高層マンションの最上階辺りで、いつも灯りがついているから分かる』みたいなことを言っておりました。(笑)」と語っていることから、久米田は赤松スタジオの入居しているビルの近くに住んでいるものと見られる。また、赤松自身も久米田の作品をネタにしたことがあり、『ネギま!』20巻に『失望先公(18禁)』という同人誌が登場する。なお『失望先公』は後にアニメ『さよなら絶望先生』において藤吉の作成した同人誌として登場し、いわゆる逆輸入の形となっている。 島本和彦がパーソナリティを務めるラジオ番組『島本和彦のマンガチックにいこう!』(第087回 2003年05月31日)に久米田が電話でゲスト出演したことがある。
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