九鬼組
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/02 04:20 UTC 版)
「クロヒョウシリーズの登場人物」の記事における「九鬼組」の解説
『クロヒョウ』シリーズに登場した組。第三公園前に事務所を構え、地下では「ドラゴンヒート」と呼ばれる格闘イベントを開催している。 九鬼 隆太郎(くき りゅうたろう) 声 - 黒沢年雄 東城会直系九鬼組組長。東城会きっての頭脳派で、地下格闘場などの興行系のシノギに関しては東城会の幹部らからも一目置かれている。地下格闘場「ドラゴンヒート」での勝敗予想をはじめとするインターネット賭博で成り上がったが、東城会上層部からは警察への違法店舗リーク容疑を掛けられていた。右京龍也に襲撃され気絶していた戸田を死んだことにして、戸田に潜伏するよう命じ、 龍也に戸田を殺したと思い込ませたまま、「戸田殺害を見逃す代わりにドラゴンヒートで十連勝しろ」と右京に指示する。また、口約束であろうと決して軽んじないといった男気ある面も持つ他、龍也に関しては、不器用ではあるが、父親の様な愛情を注いでいる節も見られた。後に佐伯に襲撃されて意識不明の重体に陥ってしまうも辛うじて意識を取り戻し、満身創痍の体で病院を抜け出して趙楽に龍也を呼び出すと戸田殺しの真相を語った後で龍也にドラゴンヒートで10連勝するように全てを託して絶命した。 戸田 直樹(とだ なおき) 声 - 中井和哉 九鬼組幹部。表向きは中華料理店「趙楽」のオーナーでありながら、裏稼業で闇金融も営んでいる。非常に用意周到な性格で、取引や他人の会話を録音する癖があり、またそれらのことを部下にも話していない。また、大学時代は空手で関東を制しており、その強さは九鬼隆太郎からも認められている。九鬼から密かに独立し、東城会を乗っ取ろうと画策していた矢先に金目的の龍也に襲撃されて意識不明の重傷を負うも一命を取り留める。その後、筒井の命で自身が起こした15年前の放火事件 の弱みを握っており、そのネタを元に筒井から金を要求したが、脅しの最中に背後から新城の襲撃を受けて死亡し、後に埼玉県の秩父山中にて死体となって発見される。 九鬼 隆昌(くき りゅうしょう) 声 - 浪川大輔 『クロヒョウ2』に登場した故・九鬼隆太郎の息子で二代目九鬼組組長。26歳。女好きで普段は飄々とした態度を取るが、二岡の杜撰な経営で寂れたドラゴンヒートを見かねて私財を投げ打って買い戻し、若者達が競い合う場へと立て直すなど父同様に格闘技への愛着と情熱的な魂を持ち、行き場のないドラゴンヒートの若きファイター達からも慕われている。格闘スタイルは幼少期から観戦していたドラゴンヒートのファイター達の戦いぶりを模倣した「我流」で、後に龍也に伝授した。阿修羅との対抗戦では蒼天堀に龍也と共に向かい、時には共に戦うが、後に鶴見らによる神室浄化作戦の時には未成年者略取の容疑で任意同行されて家宅捜索でドラゴンヒートの権利書や印鑑まで押収されたことで全てを失う。釈放後は二岡の事務所に乗り込んで二岡が浄化作戦に反対した神室町の住民からみかじめを取っていた事実を被害届で出すと明言し、その交換条件として鶴見の情報を渡すように持ちかけて情報を入手することに成功したが、何者かに狙撃されて現場にいた龍也に竹中に情報を渡すように託した。その後のエンディングムービーで保の試合を観戦しており、生存が確認されている。 佐々木(ささき) 『クロヒョウ2』のサブストーリーに登場した二代目九鬼組舎弟頭で、隆昌のかつての教育係。その名残で組長となった今も隆昌を「若」と呼ぶ。ドラゴンヒートから離反したファイターの説得を龍也に依頼し、ファイター達が戻ってきてからは裏で離反を手引きしていた人間を探っていたところを実行犯である真壁に捕らえられるも駆け付けた龍也に救出された。
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