主な論争
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論争についてはかなり粘着的なところがある。 1995年ごろ、同じ「古本系ライター」であった唐沢俊一と、青林堂のガロ誌に連載していたコラムをめぐりトラブル。唐沢がロフトプラスワンのイベントやニフティのフォーラムで松沢を非難。これに対し松沢が抗議文を送り、ロフトプラスワンでの公開討論を提案するが唐沢は討論に使用されるビデオについて著作権上の理由をあげてこれを断る、松沢からはビデオ使用は引用であり著作権法上問題がないと指摘される。唐沢は松沢との直接対話を拒み、メールなどの文章での反論に終始した。 同じく1995年ごろ、オウム真理教をめぐって小林よしのり、切通理作らと論争。この論争は膨大な参加者を巻き込んでおり、松沢が関わったのはその一部に過ぎない。また、『宝島30』の上田高志編集長は「切通理作と丸田祥三は宝島社が育てたようなところがあるから、守ってやらなければならない」と切通に便宜を図ったことから、松沢は上田も強く批判している。詳細は『教科書が教えない小林よしのり』参照。 2000年、かつては連載をもっていた『創』誌の編集長、篠田博之と論争。 2000年、『売る売らないはワタシが決める』を出した後、『週刊金曜日』で売買春反対論のトロツキスト・森田成也と誌上討論を行った。売買春否定論を唱えていた小谷野敦は投書し、売春防止法があるから娼婦は差別されるという松沢の論は間違いだと指摘。すると松沢の同志で「人権ファシスト」を名乗る佐藤悟志が投書して、小谷野はレズビアン差別発言をしたことがあると個人攻撃、同一人の投書は二カ月できないため、小谷野は同誌に抗議し、再反論を載せた。また「絶望書店主人」が、小谷野の『江戸幻想批判』における近世娼婦の平均寿命は23歳という記述を疑わしいとして論争になったが、2002年松沢は、本多勝一の雑誌『あれこれ』でこれをとりあげ、「だから売春はいけないというのだ」と記して反論したが、これはこの論争を見た別人による文章で、小谷野の主張ではなく、小谷野は編集部に抗議。松沢は、誤読だとしたが、編集部ではみな、小谷野がそう主張したと信じていたといい、小谷野に謝罪する意向を示したが、松沢が激怒、謝罪はされなかった。その後小谷野は売春必要悪論に転換し、『日本売春史』を上梓したが、松沢は読みもせずにネット上で論難した。 「オカマ」は差別か論争2001年6月15日号の『週刊金曜日』に東郷健についての記事「伝説のオカマ 愛欲と反逆に燃えたぎる」が掲載されたことに端を発する論争。 2007年から2008年にかけて、多摩レイクサイドFMを主催している、矢野穂積ら東村山市市議2名の活動を自身のサイト上で批判。
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