論難
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/06 06:00 UTC 版)
「バルビーノ・ガルベス」の記事における「論難」の解説
1998年7月31日の対阪神タイガース戦(阪神甲子園球場)において先発するが、大豊泰昭に2打席連続ホームランを打たれるなど調子が上がらず、試合中に球審の橘高淳の判定に度々苛立ちを見せていた。そして6回裏、先頭打者の坪井智哉の場面でカウント2-1からの内角への直球がボールと判定され、これに露骨に不服そうな態度をとったガルベスは、次の投球で本塁打を打たれ、直後に橘高にクレームをつけた。 ここで巨人監督の長嶋茂雄が投手交代を告げ、ガルベスにベンチへ戻るよう指示したためそれに従うが、ガルベスはその途中で突然振り返り、審判団に向けてボールを投げつけた。ボールは大きく逸れたため誰にも当たらなかったが、その場で退場を宣告され、橘高も激高してガルベスのもとへ駆け寄り、ガルベスもベンチから出て乱闘騒ぎになる。この際止めに入った吉原孝介はガルベスの肘が顔に当たり、口の中を切って出血していた。翌8月1日、セントラル・リーグはガルベスに対し「1998年シーズン残りの出場停止」という処分を下し、巨人も無期限出場停止の処分を下した。 その後、8月2日の巨人対阪神戦においても、8回表に高橋由伸が死球を受けて巨人の打撃コーチを務めていた武上四郎が矢野輝弘を殴りつけて退場処分を受け、8回裏にも槙原が矢野に死球を与え、これに怒った三塁ベースコーチの大熊忠義が槙原に掴み掛って退場処分を受けるなど、2度の乱闘騒ぎが発生した。巨人と阪神球団は連名でファンに向け声明文を発表し、2度のトラブルに対し謝罪の意を表明。また長嶋は4日、「あれだけのことをしでかしておいて、声明文だけじゃあね。何らかの形でファンや関係者の方々におわびをしないといかんだろう」と頭を丸刈りにしてグラウンドに現れた。 引退後、日本のテレビ局に審判へのボール投げ付け騒動に関して質問されると「あれは審判に投げたんじゃない。ボールボーイに返しただけさ」と主張した。
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