主な受刑者たち
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/30 09:03 UTC 版)
ティッシュマン高橋:大杉漣 受刑者番号238番。あだ名は「ティッシュマン」。入浴時に陰茎の先にティッシュがついていたことを他の受刑者に目撃されて以来、陰でこのあだ名で呼ばれるようになった。本人によるとマンションを3つ持っており、高級車のベンツも所持していると他の受刑者に自慢している。しかしベンツの種類を言えない。虚言と見栄を張る癖があるため、刑務所内で浮いた存在となっており、他の受刑者たちから嫌われてほとんど相手にされていない。 大内:木下ほうか 殺人の罪で懲役7年の服役中。借金の取り立てへ行き相手が刃物を向けたため射殺し、自宅へ帰宅し寝ていたのを逮捕された。一見すると殺人犯とは思えないほど面白おかしく雑談をしては楽しそうに笑っている。自宅にはジープがあり、キャンプ用品を積んで山に行って山菜などを取って食べるのが趣味だと言う。年末年始に出されたおせち料理を全て暗記している。 岸田:長江英和 連続コンビニ強盗事件を起こして服役中。元ブロック塀職人。正月に仮出所する予定だが、所持金は作業賞与金が6万円近くあるだけで預貯金は全くないため、「娑婆で生活できない」と仮出所に深い悩みと迷いをかかえている。ハナワから「暗くて好感が持てる。受刑者の中で一番好き」と評されている。 中井:戸田昌宏 高橋の自慢話に疑いの耳を持っている。作中では大晦日の夕食から正月三が日に出される刑務所の食事の話を大内から聞いて、普段とは違う豪華な食事に夢をふくらませている。 麦飯にしょう油をビチョビチョになるほどかけている原山のことを、ハナワに紹介する。 原山:森下能幸 中井によると、麦飯にしょう油をかけて食べるのが大好きな奇食家で、ビショビショになるぐらいかけて食べているとのこと。かける量は違うもののハナワも同じく麦飯にしょう油をかけるのが好きなことから気に入られた。他の受刑者からは気味悪がられて嫌われている。 ハナワに「麦飯にソースをかけてみる」ことを薦められ、今度やってみると宣言する。 浜村:窪塚洋介 殺人罪で服役中。不良仲間に呼びだされて一緒に殺人を犯すが、仲間の一人が宗教に目覚めて自首したことがきっかけで捕まった。子煩悩で、仲間に呼びだされた時も自身の赤ん坊にミルクをあげており、早く出所して子供が抱きたいと語っている。 掃夫友田:伊藤洋三郎 刑務所内の清掃を担当。刑務所の窓ガラスを綺麗に磨き上げたり、受刑者たちの残飯を綺麗に片付け、受刑者たちの衣類の洗濯、室内や窓ガラスなどの掃除、受刑者たちが足を洗うための温水とタオルの配布など仕事を一生懸命やっている。竹伏によると巨根とされる。過去に学校荒らしをした時に中学生に見つかり追いかけられてボコボコにされた上で捕まった(建造物侵入罪)。刑務官を「先生」と呼び、仕事している姿を刑務官に必死にアピールし、どんな些細なことでも刑務官に密告などをするため、受刑者達からは嫌われている。特に田辺から激しく毛嫌いされているが、それでも刑務官から「かわいがられる」ために毎日媚びを売り続けている。ハナワだけが仕事を褒めてくれると話している。ただ、刑務官らが彼を模範囚と見ているかどうかは明らかでない。 それじゃさま青島:黒沼弘己 懲罰房にいる受刑者に薬局の紙袋の作り方を教え、受刑者たちが作った紙袋を回収する仕事をしている。紙袋を受け取る時に「それじゃ、できた紙袋をください」と言いながら各部屋を回っているのでハナワは「様」をつけている。 藤島:草薙良一 303号室の向かいの房にいる高齢受刑者。歳のせいかなよなよとして、姿勢も悪い。それ故に看守からは不良囚と見なされ、何かと標的にされている。官本のクロスワード雑誌に、看守の許可なく答えを直接書き込んでしまったため、懲罰房行きになった。原作版では、映画版とは反対に真面目で良識的な受刑者いわば模範囚として描かれている。 クロスワードの受刑者:林海象 藤島と同室の受刑者。藤島が懲罰房行きになった時に小屋にその原因をクロスワードの雑誌を指差して教えた。
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