一般車両を使ったバスツアー
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「横浜市営バス」の記事における「一般車両を使ったバスツアー」の解説
横浜市交通局協力会(交通局の外郭団体)が不定期的に開催する一般車両を使ったバスツアーは、毎回マニアックな企画でファンに好評を博している。 2006年(平成18年)7月22日と23日の2日間、鶴見営業所所属(当時)の109系統専用車いすゞ・富士重工7E・KC-LV280Qを使用した「いすゞKC-LV280Qで行くバス好き集まれ!バスツアー」が行われた。交通局主催のバスツアーに一般車両が使用されるのは交通局創立以来初めてのことであった。コースは、桜木町駅を午前9時と午後2時に出発し、前半は横浜の中心部や鶴見営業所の路線をつなぎ合わせたルートでスカイウォークへ向かうというもので、その後車両の公開と撮影会が行われた。後半は、ベイブリッジの下の国道357号線を渡り、山下公園・中華街・港の見える丘公園を抜け、根岸台で折り返しの後、桜木町駅へ戻る約4時間のコースであった。鶴見営業所所管の路線走行時は、音声合成装置で実際に停留所の放送が流れたり、また、交通局のイメージキャラクター「はまりん」が桜木町駅での見送りと出迎えの他、途中の停留所で突如出現し乗車するも途中で降りるなど様々なシチュエーションが用意された。 同年11月11日には、第2弾として、廃車の近い本牧営業所所属の三菱ふそうの超低床型バス(エアロスターK・U-MP628M)を使用したバスツアーが行われた。 翌2007年(平成19年)3月24日には、路線再編によって2006年度(平成18年度)限りで廃止あるいは民間事業者へ移譲される路線を旧塗装車で巡る「ありがとうツアー」が企画された。 同年12月23日には、旧塗装車の廃車を惜しんで、2回目の「旧塗装車ありがとうツアー」が開催された。なお旧塗装車は2009年(平成21年)10月までに全車が廃車された。 2009年(平成21年)3月31日には、第三京浜道路を運行する特徴的な系統であったが路線再編で廃止された旧95系統のルートを辿る「95系統復活ツアー」が開催され、旧95系統経路の往復走行や、浅間町営業所での撮影会が行われた。 2011年(平成23年)11月6日・23日には、9-1524号車と9-3667号車を使用して「廃車作業立会いツアー」が開催された。現在市営バスでは営業していないルートなどを貸切車両で巡ったあと、営業所にて当該車両の方向幕の撮影会、正面交通局章の取り外しや車両番号の塗潰しなどの登録抹消作業を参加者が実際に体験できるという趣向の凝らされたプログラムであった。申し込み開始から数時間後に定員が満席になり、地元神奈川新聞の報道はもとよりテレビ朝日や趣味雑誌の出版社などの取材があるなど注目を集めた。好評につきこれ以後も継続的に同様のツアーが企画されることとなり、2013年10月現在この廃車作業立ち合いツアーは第12回目まで計画・開催されている。
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