はまりんとは? わかりやすく解説

はまりん

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/14 01:44 UTC 版)

はまりんとは、横浜市交通局マスコットキャラクターの名称である。

概要

前面にはまりんのプレートが装着されている3000R形

1998年(平成10年)10月10日に制定された横浜市交通局の公式マスコットキャラクター。 同日にセンター南駅で開催された、鉄道の日記念行事「サブウェイカーニバル'98」でお披露目された[1]。 誕生日は制定された日と同じ1998年10月10日で、現在も市バス・地下鉄車両の装飾や交通局の広告や決算書・横浜市交通局関連のイベントに使用されている。

キャラクターデザインは、1998年5月に広告代理店4社が提出した22点の中から6点に絞り、その中から交通局職員の投票で決定したもので、デザイナーでミュージシャンの山内康弘(元ププレボーイズ)が作成[要出典]。タイヤと車輪をイメージした丸い元気な顔と目をしており、鼻と眉毛は横浜のイニシャルのYを表現したもので、帽子と手袋で制服を、オレンジ色の頭で「あたたかさ=思いやり」を表現している[1]。キャラクターデザインは登録商標第4314040号、名称は登録商標第4325856号で登録されている。

名前の由来

1998年7月に一般公募で募集し、15,164名から応募があった。市営バス・市営地下鉄の利用者から選ばれた「イメージキャラクター愛称選考委員会」の8人が候補を5つに絞り込み、その中から交通局の選定で「はまりん」に決定した。 「はま」はヨコハマ・浜っ子、「りん」はバス・地下鉄の車輪・横浜と人と街を繋ぐ輪、そしてそれが横浜市営バス・横浜市営地下鉄であることを表現している。また「まりん」は横浜の象徴である海を表し、広大でさわやかなイメージとともに、愛され親しみやすい響きになっている[1]

グッズ販売

横浜市営地下鉄の一部駅(センター南駅新横浜駅横浜駅上大岡駅)に設置されている横浜市営地下鉄お客様サービスセンターや横浜市電保存館・オンラインショップ・はまりんコンビニなどではまりん関連のグッズが販売されている。 2014年4月現在、はまりん柄のハンカチや消しゴム・携帯クリーナー・ぬいぐるみなどが販売されている[2]

はまりんコンビニ

はまりんのドアマットが設置されている、ファミリーマート はまりん横浜駅店
横浜市営地下鉄構内にあるファミリーマートの軒看板には、店名の前に電車の絵文字が描かれている

横浜市営地下鉄の一部駅構内で展開されているコンビニの愛称。経営は、一般財団法人横浜市交通局協力会。 現在はファミリーマートが設置されているが、かつてはデイリーヤマザキが設置されていた[3]。 看板には、ファミリーマートのロゴの左右にはまりんが描かれており、店名表記の前には電車の絵文字も書かれている。店内では、横浜市交通局のグッズも販売している。

はまりん号

3000形2次車(3000N形「はまりん号」)
(2010年9月26日 / 新羽駅)

横浜市営地下鉄ブルーラインで運行されていた特別編成の愛称[4]3000N形第32編成(車両番号:3321-3326[1])で運行されていた。

車体外装がはまりん柄となっており、車内では横浜市関連施設の宣伝やお知らせを行うほか、一部期間は小学校等で募集した作品などを展示する車両となる場合があった[4]1999年6月3日運行開始[4]2016年11月7日運行終了[5]。横浜市交通局の公式サイトにて運用情報が公開されていた。

どうぶつはまりん号

横浜市営地下鉄グリーンラインで運行されていた特別編成の愛称。10000形第15編成を使用して、2009年7月18日より運行を開始し[6]2014年10月9日まで運行されていた[6]。その後、10000形第16編成に新しいラッピングをして2015年3月22日から運行を開始したが[7][8]2018年1月31日をもって運行を終了した。 よこはま動物園ズーラシアで飼育されている動物をモチーフとした装飾となっていた。横浜市交通局の公式サイトにて運用情報が公開されていた。

はまりんバス

4-1594号車(はまりんバス)

横浜市営バス浅間町営業所および横浜市営バス緑営業所に所属する一部の天然ガス自動車(CNGバス)がはまりんバスとして運行されていた。 浅間町営業所の車両は横浜駅西口・横浜駅東口を中心に、緑営業所の車両は中山駅を中心に運用についていた。 地下鉄車両と異なり、事前に運転時刻などの公表は行われていない。現在は全ての車両が除籍され、現存しない。

はまりんフェスタ

はまりんフェスタは、横浜市交通局が主に鉄道ファン向けに行う横浜市営地下鉄のイベントである。

開催履歴

「はまりんフェスタ 2005 in 新羽車両基地」
「はまりんクリスマスフェスタ」
「はまりんフェスタ 2006」
「はまりんフェスタ in 川和」
「はまりんフェスタ in 上永谷」
  • 2012年(平成24年)11月10日、横浜市営地下鉄開業40周年を記念して上永谷車両基地にて開催[13]
  • このイベントでは引退した1000形を新羽車両基地から上永谷車両基地まで輸送し、展示した[14]
「はまりんフェスタ in 新羽」
「はまりんフェスタ in 新羽」
「はまりんフェスタ in 川和」
「はまりんフェスタ 2016」
「はまりんフェスタ 2017」
「はまりんフェスタ 2018」

出典

  1. ^ a b c d 『横浜市高速鉄道建設史II』 横浜市交通局、2004年3月、272ページ
  2. ^ はまりんグッズ 横浜市交通局協力会
  3. ^ 株式会社ファミリーマートとの包括業務提携契約の締結について”. 横浜市交通局協力会. 2016年3月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年6月10日閲覧。
  4. ^ a b c 市営地下鉄にインフォメーション電車「はまりん号」が走ります(横浜市交通局記者発表資料・インターネットアーカイブ・2001年時点の版)。
  5. ^ ブルーライン車両インフォメーション電車 はまりん号(第32編成)のラッピング終了について(横浜市交通局ニューストピックス・インターネットアーカイブ・2016年時点の版)。
  6. ^ a b ラッピング電車「どうぶつはまりん号」の運行終了について(横浜市交通局ニュースリリース・インターネットアーカイブ・2008年時点の版)。
  7. ^ グリーンライン「どうぶつはまりん号」運行開始!(横浜市交通局ニューストピックス・インターネットアーカイブ・2016年時点の版)。
  8. ^ 新・どうぶつはまりん号発車式を実施します。平成27年3月22日(日)運行開始!(横浜市交通局ニュースリリース・インターネットアーカイブ・2017年時点の版)。
  9. ^ 「はまりんフェスタ2005 in 新羽車両基地」(横浜市交通局ニュースリリース・インターネットアーカイブ・2008年時点の版)。
  10. ^ はまりんクリスマスフェスタ(横浜市交通局ニュースリリース・インターネットアーカイブ・2005年時点の版)。
  11. ^ さようなら1000形・ありがとう2000形(横浜市交通局ニュースリリース・インターネットアーカイブ・2007年時点の版)。
  12. ^ 市営交通90周年記念感謝祭 はまりんフェスタ開催!(横浜市交通局ニュースリリース・インターネットアーカイブ・2015年時点の版)。
  13. ^ 市営交通お客さま感謝祭「はまりんフェスタin上永谷」を開催します!(横浜市交通局ニュースリリース・インターネットアーカイブ・2013年時点の版)。
  14. ^ 【横浜市】「はまりんフェスタin上永谷」開催(鉄道ホビダス・インターネットアーカイブ・2021年時点の版)。
  15. ^ 市営交通お客様感謝祭「はまりんフェスタin新羽」を開催します!(横浜市交通局ニュースリリース・インターネットアーカイブ・2013年時点の版)。
  16. ^ はまりんフェスタin新羽(横浜市交通局ニュースリリース・インターネットアーカイブ・2016年時点の版)。
  17. ^ 横浜市営交通お客様感謝祭 はまりんフェスタin新羽を開催します!(横浜市交通局ニュースリリース・インターネットアーカイブ・2016年時点の版)。
  18. ^ 横浜市営交通お客様感謝祭「はまりんフェスタin川和」を開催します(横浜市交通局ニュースリリース・インターネットアーカイブ・2016年時点の版)。
  19. ^ 横浜市営交通お客様感謝祭 「はまりんフェスタ2016」を開催します!(横浜市交通局ニュースリリース・インターネットアーカイブ・2016年時点の版)。
  20. ^ はまりんフェスタ2017 10.28(土)開催決定!(横浜市交通局ニュースリリース・インターネットアーカイブ・2015年時点の版)。
  21. ^ はまりんフェスタ2018のお知らせ(横浜市交通局ニュースリリース・インターネットアーカイブ・2015年時点の版)。
  22. ^ はまりんフェスタ2019は開催を中止します(横浜市交通局ニュースリリース・インターネットアーカイブ・2019年時点の版)。

関連項目

外部リンク


はまりん

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/19 19:08 UTC 版)

横浜市交通局」の記事における「はまりん」の解説

詳細は「はまりん」を参照 はまりんは、1998年平成10年10月10日制定され横浜市交通局マスコットキャラクターである。名前は一般公募より採用され横浜浜っ子の「はま」、車輪の「りん」、海の「まりん」が由来とされている。生誕地神奈川県横浜市誕生日1998年10月10日という設定である。 交通局広報決算書などのほか、装飾イベントにて頻繁に使用されており、横浜市交通局協力会運営するコンビニエンスストア店舗横浜市電保存館オンラインショッピング含む)にてキャラクターグッズ販売されている。また、特別装飾の「はまりん号」車両運用され利用者認知度交通事業者マスコットキャラクターとしては比較的高いものとなっている。 市営交通お客様感謝祭として毎年市営交通取り組み仕事学べイベント「はまりんフェスタ」が開催される新羽上永谷川和町にある市営地下鉄車両基地いずれか1箇所持ち回り)で行われる市営バスのはまりんラッピング車両2007年8月11日新横浜駅前に撮影市営地下鉄LCD車内案内板表示されたはまりん(2008年1月19日川和車輛基地にて撮影

※この「はまりん」の解説は、「横浜市交通局」の解説の一部です。
「はまりん」を含む「横浜市交通局」の記事については、「横浜市交通局」の概要を参照ください。

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