ワレンチナ・V・テレシコワとは? わかりやすく解説

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ワレンチナ・V・テレシコワ

分類:宇宙飛行士


名前:テレシコワ・ワレンチナ・V(Valentina Vladmirovna Tereshkova)
性別:女
国名:ソ連
生年月日:1937年3月6日(ロシア共和国ヤロスラブリ近郊)
所属宇宙機関:ソビエト連邦空軍
飛行実績:ボストーク宇宙船(ボストーク6号/A-1)

ヤロスラブリ紡績技術学校を、1960年卒業した工場労働者出身テレシコワは、州の航空クラブ属していたのがきっかけで、宇宙飛行士候補となり、短期飛行訓練受けたのち、史上初の女性宇宙飛行士となりました。彼女が乗った人工衛星ボストーク6号は、1963年6月16日打ち上げられ71時間弱の飛行地球48周、彼女のコールサインである「私はカモメ」という言葉世界伝わりました航行後、同じ宇宙飛行士ニコラエフ結婚(その後離婚)、正規技術教育課程修了し宇宙飛行士訓練学校職員経てソ連婦人委員会議長対外友好文化交流協会連盟議長などを務め二度来日してます。
たとえ米ソ宇宙開発競争産物であっても、のちにソユーズ衛星搭乗したサビツカヤイリナ、そしてアメリカスペースシャトル飛行士ライドレズニク近年では向井千秋女史らの活躍連なる女性宇宙飛行士への道を開いた意義大きでしょう

1.同じロケット衛星乗った宇宙飛行士はいるの?
単独飛行でしたので、いません。

2.宇宙どのようなことをおこない、どんなことに成功しているの?
テレシコワ乗ったボストーク最後衛星6号は、1963年6月16日、A−1ロケットによってバイコヌール宇宙基地から打ち上げられました。テレシコワは、それまで飛行士たちと同じよう宇宙酔い悩まされながらも軌道飛行を約3日続けたあと、ウラル地方南部降下しました。この飛行は、前年8月おこなわれたアンドリアン・ニコラエフ少佐乗ったボストーク3号パベル・ポポビッチ中佐乗ったボストーク4号飛行に続く編隊飛行という狙いもあり、ボストーク6号はワレリー・ブイコフスキー中佐乗せ48時間前に打ち上げられていたボストーク5号極めて近い軌道に乗りました。これは厳密な意味でのランデブー技術ではありませんが、のちの宇宙船同士ドッキングに向け、ソ連貴重な経験積んだのです。

3.どれくらい時間宇宙飛んでいるの?
ボストーク6号の全飛行時間は、70時間50分でした。

参考文献:バズ・オルドリン+マルカム・マコネル/鈴木健次ほか訳「地球から来た男」角川選書的川泰宣飛びだせ宇宙へ岩波ジュニア新書宇宙開発事業団・編「新版宇宙飛行士になるための本」同文書陰ケネス・W・ガトランドほか/佐貫亦男日本語監修世界宇宙開発旺文社




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