ローウェル天文台
分類:天文台・観測所
名称:ローウェル天文台
望遠鏡の種類:光学望遠鏡
国名:アメリカ
所在地:アリゾナ州
口径:400センチ(反射望遠鏡)/110センチ(反射望遠鏡)/60センチ(屈折望遠鏡)解説:アリゾナ州フラッグスタッフにあるローウェル天文台(北緯35度12分、西経111度40分、海抜2219メートル)は、天文学者ローウェルが私財を投じて、1894年に創設しました。写真観測や分光観測による火星の研究や冥王星の発見など、惑星観測に多くの業績を残しています。銀河系外星雲の観測でも、「ハッブルの法則」の発見へとつながる重要な役割を果たしています。ローウェル天文台をよく知るためのアラカルト
どのようないきさつで天文台がつくられたの?
どのような天文学的発見や研究、業績があるの?
分類:天文台・観測所ローウェル天文台をよく知るためのアラカルト
どのようないきさつで天文台がつくられたの?
どのような天文学的発見や研究、業績があるの?1.どのようないきさつで天文台がつくられたの?
天文学者のローウェルは、火星をはじめとする惑星観測をおこなうのにふさわしい場所を探していました。惑星観測のためにもっともいい条件を満たしている場所として、高度2000メートルにあるアリゾナ州のフラッグスタッフが選ばれました。
2.どのような天文学的発見や研究、業績があるの?
ローウェル天文台は火星の観測のほかに、海王星の外側にある未知の惑星の予測にも集中的に取り組んで来ました。長年の観測の結果、1930年に、予測した位置の近くに冥王星を発見しました。
※参考文献:小平桂一ほか・監修「平凡社版 天文の事典」平凡社、国立天文台・編「理科年表」丸善、磯部秀三「世界の天文台」河出書房新社、斉田博「宇宙の挑戦者」河出書房新社、朝日新聞社・編「朝日コスモス'89−'95スカイ・ウォッチング事典」朝日新聞社、作花一志「星空ウォッチングのすすめ」オーム社、古在由秀「天文台からみた世界」読売新聞社、吉田正太郎「望遠鏡発達史(上・下)」誠文堂新光社
ローウェル天文台
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/11 17:16 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動ローウェル天文台(ローウェルてんもんだい、Lowell Observatory)はパーシヴァル・ローウェルによって1894年に設立されたアリゾナ州 フラッグスタッフにある天文台である。
2つの施設に9台の望遠鏡が設置されている。マースヒルズの施設には歴史的記念物に指定されている61cm屈折望遠鏡が設置され、一般公開されており、研究用には用いられていない。61cm屈折望遠鏡は1896年に$20,000の費用をかけてアルヴァン・クラークによってボストンで製造され、アリゾナまで列車で運ばれた。もう一つの施設アンダーソン・メサには4台の望遠鏡があり、1.8mパーキンス望遠鏡はボストン大学と共同使用されている。パーキンス望遠鏡は1961年にパーキンス天文台から移設された。その他1.1mホール望遠鏡、NPOI(Navy Prototype Optical Interferometer)がある。また、2009年の観測開始を目指してディスカバリーチャンネルと共同でディスカバリーチャンネル望遠鏡の建設を行っている。
有名なローウェル天文台での発見
- 1912年から1914年にかけて、ヴェスト・スライファーが銀河の大きな後退速度を発見した。(この現象を説明しようとする試みが膨張宇宙論へと導いた。)
- 1930年にクライド・トンボーにより 冥王星を発見。
外部リンク
- ローウェル天文台のページへのリンク