レーダーサイト
レーダーサイト
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 19:05 UTC 版)
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レーダーサイト
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/19 05:42 UTC 版)
レーダーは主に飛行中の航空機の位置と高度を把握するために用いられ、日本国内のレーダーサイトは、主に航空自衛隊により警戒管制や飛行管制などに用いられている。国土交通省の航空局レーダーサイトには空港監視レーダー (ASR)・二次監視レーダー (SSR)・空港面探知レーダー (ASDE)・精測進入レーダー (PAR)・航空路監視レーダー (ARSR) ・洋上監視レーダー(ORSR)などがある。 空港監視レーダー (ASR, Airport Surveillance Radar) 空港の建物に設置され、空港から60マイル以内の空域にある航空機の位置を探知し、出発機や進入機の誘導、航空機の管制間隔の設定など、ターミナルレーダー管制に使用される一次レーダー(航空機の機体に直接当てた電波が反射して戻ってくる間の時間差と、レーダーの回転角度で航空機の位置を割り出すレーダー)を使用する。地面反射などの固定目標からの反射信号を抑制する機能を有しており、レーダー面位置表示器(PPI)は空港のレーダー管制室に設置され、二次監視レーダーと併用して使用されている。 二次監視レーダー (SSR, Secondary Surveillance Rader) 航空機に搭載したATCトランスポンダと交信して、便名(モードA)と高度(モードC)を得る二次レーダー また、モノパルス測角方式により、モードA/Cの情報以外に距離と方位も同時に知ることが出来る。 空港面探知レーダー (ASDE, Airport Surface Detection Equipment) 空港地表面の航空機や車両等の動きを監視する。非常に短い波長の電波を利用した高分解能レーダーで、レーダースクリーン上には航空機の形がはっきりと現れる。低視界のときや夜間の管制業務に使用する。 成田・羽田・中部・伊丹・関西・福岡・那覇の各空港に設置されている。 精測進入レーダー (PAR, Precision Approach Radar) 最終進入状態にある航空機のコースと正しい降下路からのずれ及び接地点までの距離を測定し、その航空機を着陸誘導するために用いられるレーダーである。 伊丹・那覇の各空港や、一部自衛隊の飛行場に設置されている。 航空路監視レーダー (ARSR, Air Route Surveillance Rader) 航空路を見渡たすことができる山頂に設置され、高度80,000フィート、180マイル以内の空域にある航空機の位置を探知し、航空路(エンルート)を飛行している航空機の誘導と間隔設定に使用するレーダーである。このサイトには一次レーダーと併用して二次監視レーダーが使用されており、航空機と他の管制施設との間で無線連絡できる対空無線施設が設置され、ここで探知された航空機の運行情報などはレーダー・ビデオ信号としてマイクロ波中継回線を経由して各々の航空交通管制部に伝送され、そこで航空路を飛行する航空機の監視のほか、マイクロ波中継回線を使用して対空無線施設により航空機の誘導を行う。 釧路・横津岳・八戸・上品山・小木の城・山田・箱根・三河・三国山・平田・今の山・三郡山・加世田・奄美大島・八重岳・宮古島に設置されている。 洋上航空路監視レーダー (ORSR, Oceanic Route Surveillance Radar) 主に洋上の航空路(エンルート)を飛行している航空機の誘導と間隔設定に使用するレーダーである。 いわき・八丈島・福江島・男鹿に設置されている。 レーダースクリーン上には航空機の速度も表示されるが、これは二次レーダーによるものではなく、一次レーダーの情報から解析した対地速度である。
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レーダー・サイト
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「NATOのC4Iシステム」の記事における「レーダー・サイト」の解説
NADGEシステムは、84基のレーダー・サイト(うち37基はコンピュータ化)によって構成され、6,000名を越える地上要員によって運用される、大規模な防空システムとして開発された。レーダー・サイトの多くは既存システムで使われていたものをそのまま移行しているが、この他に、12基のトムソン社製3次元レーダー、14基のマルコーニ社製測高レーダーなどが追加された。レーダー・サイトで探知された目標情報は、デジタル化されてコントロール・センターに送信される。IPGシステムから引き継がれたレーダー・サイトの場合、探知から送信までのプロセスは30秒で行なわれる。
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