モノパルス測角方式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/27 14:10 UTC 版)
モノパルス測角方式では、少しずつ一定角度で縦横にずれた4本のビーム状の探知電波を目標に向けて放射して戻ってきた反射を同じ4本で受信し、これらの差が常に最小となるようにビームの方向を調整し続けてゲートを目標方向に合わせる。縦横方向の2組がいずれも同じ強度の反射波を捕らえれば、ビームの中央に目標が位置するので、角度が正確に求められる。精度はビーム径にもよるが、ビームの中央に目標が無くてもゲート内に捕らえられていれば信号強度の差から位置は判明するため、必ず連続的に照射する必要も無く、本方式は本質的に角度情報を一瞬で獲得し、時間の差異が位置の差異とはならない。送信ビームを4本とする代わりに、受信アンテナの指向性をずらすレーダーもある。パラボラの焦点からずらした位置に、4本の受信アンテナを設置するのである。
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