レ・ガリテ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 00:43 UTC 版)
ポリヘドロンの構成国家の1つで、ポリヘドロン内で最も強大な軍事国家。連邦制を敷く。かつてはデ・メトリオと同盟関係にあったが、パ・ドロス戦役後に同盟を破棄、現在デ・メトリオとは対立している。ランとモイドの出身惑星で、国王はディセルマイン。 フィン・エ・ルド・シ・ディセルマイン 声 - 小野大輔 ランの兄。22歳。レ・ガリテの若き王。ランとモイドを地球へ派遣し、モイドにはウォクスの回収を急ぐよう伝え、回収部隊を向かわせている。第1期最終話で自ら艦隊を率いて地球へ飛来し、ヴィラジュリオとキッス艦隊を排除。その後、ランたちと共に母星へ戻る。これを機に、地球とレ・ガリテは友好国として正式に同盟関係を結ぶ。 『season2』ではランを使ってウォクス粒子の制御実験を行うが、その際にランの精神が崩壊しても構わないと話すなど、非道な面を見せる。かつてミリティア・ゾデアの惨劇から助け出したユリカノを秘密裏に側に置いているが、その目的はポリヘドロン1千億の民の命を守るという名目のもと、ポリヘドロン千年問題の解決のためにウォクスの力を使ってデ・メトリオの星系を破壊することであり、極秘裏にユリカノやまどかの利用を企むが失敗。ヴィラジュリオと和解し、デ・メトリオと友好関係を結び直す。国際会議では「ポリヘドロン千年問題の解決のためにウォクスを使用しない」と明言し、ランに今までの扱いを謝罪する。 しかしモイドにたぶらかされて自らウォクス粒子の実験体となり、かつて裏切られた(と誤解している)ヴィラジュリオへの憎悪を掻き立てられて強制的に身体にメモリアを刻み付ける。そしてデ・メトリオに対して一方的に宣戦を布告、向かってきたヴィラジュリオに対しては『お前を殺せればそれでいい』と吐き捨て、アルヴィリウムのコクピットを踏み潰す。さらに感情に身を委ねて暴走を加速させ、輪廻の輪で地球全土を覆いつくすが、その根底には今もヴィラジュリオとの友情と信頼があることに気づいたまどかたちに投げ飛ばされて敗北。まどかたちに連れられて元の世界に帰還するが、その際に体が若返っている。後に王位をランに譲り、ヴィラジュリオと共に王の座を退いている。 バランス・T・モイド 声 - 興津和幸 ランのお目付け役で、ディセルマインの秘書官的存在。23歳。ポリヘドロンにおけるウォクス研究の第一人者であり、ファロスにアドバイザー的立場で駐在する。丁寧な口調だが、物腰は慇懃無礼。好物はプリン・ア・ラ・モード。ウォクス・アウラが発生させた輪廻に並々ならぬ興味を見せる。 レ・ガリテ艦隊到着後、ランと共にレ・ガリテへ帰還するが、『season2』でディセルマインと地球へ飛来し、再びファロスに滞在する。第8話でファロスに保管されていた石板からウォクス・コアを入手し、逃亡。ポリヘドロンでも指名手配となるが、ディセルマインに匿われ、ヴィラジュリオへの憎悪を抱かせるとともに彼の身体にメモリアを刻み付ける手助けをする。 彼の正体はアステリアと同じく2万年前の人間で、古レ・ガリテ王国の下級官吏である。ウォクス・イプシエンスの開発に関わり、ミリティア・ゾデアの惨劇にも加担するなど、メイクンとウォクスの歴史をずっと見てきており、自身が捏造したウォクスの伝説の通りの光景を再現し、『輪廻の背後にいるであろう偉大なる何者かの意志を感じ、その者の声を聴く』という野望を実現するため、己の全てを開放して声を聴かせてくれる存在としてディセルマインに目を付けて接触。その野望は達成寸前のところまで行くが、まどかたちの活躍により失敗に終わる。自身もようこの鉄拳に倒れてノウムンドゥス財団に捕縛され、最後は体がウォクス粒子となって消滅する。 メイクン 2万年前の地球に存在した文明「ウェトムンドゥス」の古レ・ガリテ王国を統べていた女王。戦乱を鎮めるべくウォクス粒子を用いたオービットの開発を推進していたが、平和実現を望まない反メイクン派により害された結果ウォクスが暴走し、「ウォクスの伝説」を引き起こす。アステリアのかつての姿。搭乗機はウォクス・イプシエンス。
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